朝ドラ考

私は「あまちゃん」から、朝ドラを見だした。それ以前に見たのは、二人っ子まで遡る。
宮藤官九郎脚本の効果で、多くの視聴者を獲得した。一方、従前からの朝ドラを見続けた人を、少なからず逃した。高齢の朝ドラなら何でも見る層は、落ち着きが悪いと思って離れたと思う。
あまちゃん以降の朝ドラは、あまちゃんで新たに見る習慣をつけた人と、従前のファンの戻りで視聴率が上がった。そうでなければ「花子とアン」に、あの視聴率は、説明出来ない。
呆れるばかりのご都合主義の展開と、共感出来ない主人公の立場と生き方。それに主役の老け方が下手で、何歳頃の話か皆目見えなかった。それでも「あまちゃん」習慣で見続けた。
今回の「マッサン」は、朝ドラには珍しい男性主人公で、ヒロインが外国人と言う冒険をした。この冒険が出来るのも、あまちゃん効果だろう。
今作品は話が面白く、登場人物が個性的で展開が早く、毎週楽しみにしている。今後エリーの在日20年以降が描かれた場合、彼女の日本語の流暢さだけが唯一の気がかりかな。