安倍政権の支持率が各種世論調査で軒並み下がっている。それでもまだ半数近くの人が支持しているのが信じられない思いだ。
そもそも行政は、何より公平・公正でなければならない。それが夫人が名誉職とはいえ近しい関係だった森友学園の国有地払い下げで、大幅に値引きしたことで公正さに疑問を持たれつまずいた。首相も教育方針をそれまで持ち上げていたのに、一転して籠池氏を国会で証人喚問した。
続いて獣医学部新設で内閣府や文科省の対立まで引き起こしている加計学園問題。首相自ら認める友人の加計幸太郎氏は、証人喚問どころか今日まで雲隠れしたまま。
安倍内閣で危うさで1・2を争ってきた稲田防衛大臣は、都議選の応援演説で防衛省・自衛隊の名を用いた一発アウトの発言があった。弁護士なら法に精通しているので、違法発言は確信犯だ。それでも首相はまだ擁護している。
ここから読み取れるのは、安倍氏は公正・公平性という行政・公務員の原点が欠落している。自分と考えが近いものには「えこひいき」。リーダーの姿勢こそが両学園の疑惑の原点だ
忖度が勝手にされたとしても、不公平であれば正すのがリーダーだ。国会閉会後の記者会見で、国民への丁寧な説明を約束したが、弁明でなく誠実に履行してもらいたい。
そもそも行政は、何より公平・公正でなければならない。それが夫人が名誉職とはいえ近しい関係だった森友学園の国有地払い下げで、大幅に値引きしたことで公正さに疑問を持たれつまずいた。首相も教育方針をそれまで持ち上げていたのに、一転して籠池氏を国会で証人喚問した。
続いて獣医学部新設で内閣府や文科省の対立まで引き起こしている加計学園問題。首相自ら認める友人の加計幸太郎氏は、証人喚問どころか今日まで雲隠れしたまま。
安倍内閣で危うさで1・2を争ってきた稲田防衛大臣は、都議選の応援演説で防衛省・自衛隊の名を用いた一発アウトの発言があった。弁護士なら法に精通しているので、違法発言は確信犯だ。それでも首相はまだ擁護している。
ここから読み取れるのは、安倍氏は公正・公平性という行政・公務員の原点が欠落している。自分と考えが近いものには「えこひいき」。リーダーの姿勢こそが両学園の疑惑の原点だ
忖度が勝手にされたとしても、不公平であれば正すのがリーダーだ。国会閉会後の記者会見で、国民への丁寧な説明を約束したが、弁明でなく誠実に履行してもらいたい。