フィレンツェ サンタ・クローチェ教会のフレスコ画修復

少し前の朝日新聞に、金沢大学がフィレンツェのサンタ・クローチェ教会のフレスコ画修復に協力するという記事が出ていたのですが、その発表が金沢大学のサイトに出ていました。数年前に放送されたテレビ番組で、この壁画の傷み具合が紹介され、それを見ていた篤志家から資金提供の申し出があったのだとか。寄付額は2億円！だそうです。スケールの大きな話です。

金沢大学でフレスコ画といえば、宮下孝晴先生。で、そのテレビ番組といえば、間違いなくこれでしょう。私も見ていましたが、とても良い番組でした。テキストもすごく充実した内容です。フィレンツェ旅行の際には、ずいぶん参考にさせてもらいました。今も入手できるかはわかりませんが、お勧めです。残念なのはほとんどの図版が白黒写真だということで、、、カラー化されて再版されたら、きっと買ってしまうと思います。そんな話はないのでしょうか。

サンタ・クローチェは、かわいらしい感じのファサードとは対照的に古色蒼然とした内部が印象的で、大好きな教会です。ジョットLOVEの私としては、何といっても「聖フランシスコの生涯」が一番なのですが、タッディオ・ガッディ（ジョットの弟子ですよね？）の大作（右手の奥のほうの壁にある）にも感銘を受けた記憶があります。
マキャベッリの墓碑（空っぽですが）をはじめとして、有名人のお墓がたくさんあることでも有名です。フィレンツェを訪れる方には、ぜひお勧めしたいと思います。