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フォックストロット考・その3

2015年09月21日 | Figure Skating
前回は、JGPSのここまでの4戦でSDにフォックストロットを使っているプログラムから
フォックストロット部分のスタイルがスロー風のものをご紹介しました。
今回は、アメリカン・フォックストロット風のスタイルを取り入れているプログラムをいくつか抜粋して見て行きます。
数で言うと、スローよりアメリカンなほうがずっと多いんですよね。

Haley SALES / Nikolas WAMSTEEKER
Foxtrot: Steppin' Out With My Baby by Doris Day
Waltz: Old Fashion Walk by Doris Day, Frank Sinatra




ここまでに登場したカップルの中で、アメリカン・フォックストロットっぽさが一番良く出ているように思えるのがこのプログラム。
4ビートをきっちり表現することと、弾むようなスイング感が、それらしさを出す鍵のような気がします。
なので、ベースラインのビートがはっきりしている曲のほうがやりやすそう。その点、この曲は非常に良いと思います。
ワルツの曲との統一感もあるし(曲のつなぎはいきなりすぎてびっくりしますが)、衣装もプログラムの雰囲気と良く合っていて素敵です。

aria OLEYNIK / Yuri HULITSKI
Waltz: Until by Sting
Foxtrot: Miss Kiss Kiss Bang by Alex Swings Oscar Sings




ワルツの曲は拍子がはっきりしなくてやりにくそう・・・
フォックストロットになると、俄然元気が出てきていて良い感じに見えました。

Sofia SHEVCHENKO / Igor EREMENKO
Waltz: Les Valses de Vienne by Francois Feldman
Foxtrot: Do your thing by Pure Energy




ステパノワちゃんブキンくんの後輩たち!
振付をしているのはジューク先生と、スヴィーニン組のコレオグラファーをしているサマルスカヤさん。
しかし・・・フォックストロット部分の音楽は8ビートで、しかも全然スイングではないじゃないですか。
振付自体はカッコいいと思いますが、フォックストロットらしいかというと・・・

シェフチェンコちゃんたちは初JGPSで見事3位表彰台入りを果たしており、ワルツと組み合わせたリズムのスタイルが多少ずれていようと、実は採点にはあまり影響しないのかもしれませんが・・・
ジューク先生のフォックストロット理解がフリーダムすぎる疑惑はますます深まっていくのでありました・・・


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