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おもしろ医療解説

最新医療情報、使える知識、あまり知られていないようなお話まで、子供でもわかる優しい医療解説ブログです。

認知症とアルツハイマーの違い

2012-05-02 19:51:42 | 病気の仕組み
似ているようで、実はちょっと違います。

認知症

いわゆる痴呆、ボケていうやつで、老人に多く、脳梗塞などとの併発が多くあります。

脳細胞の所々が欠けているため、人格は保たれますが、記憶力や判断力がなくなっていきます。

……要するに、子供に戻ってしまうのです。

アルツハイマー

40代から50代くらいの方に多く、徐々に大脳がなくなっていきます。認知症のように部分的な欠けではなく、最終的には全体的になくなってしまいます。

そのため認知症とは違い、記憶力や判断力の低下とともに、人格が壊れていき最後は廃人となります。

……こちらは動物のようになってしまいます。

極論を言えば、大脳がちゃんと機能しなくても動物として生きるのには別に問題はありません。社会的には大問題ですが。

骨折の直る時期

2012-04-25 10:51:04 | 病気の仕組み
一口に骨折といっても、その種類は様々です。骨の折れかたも折れる方向も、合併症も様々です。

ただ、折れた骨がくっつくまでの時間は、骨ごとにある程度決まっています。

修復が早いものから遅いものまで、色々あります。

修復の早さを決めているのは、その骨を栄養する血管や血液量です。

血流が多い場所ほど直りは早く、少ない場所ほど直りが遅いものです。

たとえば肋骨なら2週間で骨がくっつきます。肋骨の内側には溝があり、その溝に沿うように血管と神経が通っています。

一方、大腿骨の胴体との付け根にあたる大腿骨頸部は骨がくっつくまでに3ヶ月かかります。

これは、大腿骨頸部を栄養する血管が少なく、かつ肋間とは違って心臓から遠いためです。

他の部分の骨も、折れてから元に戻るまでの時間はだいたい決まっています。

そろそろ文字数に限界がきそうなので、ここでは紹介しません。

興味のある方は、ご自分で調べてください。

咳止めと下痢止め

2012-04-18 12:41:12 | 病気の仕組み
本当は飲まない方が良いものです。

そもそも、咳が出たり、下痢になったりするのは、キチンと理由があります。

何かの病気である場合は、その病気の治療をします。ただ、病院に行っても原因がよくわからない。

というものに関しては、生活習慣、特に食べ物を改めてみてください。

たとえアレルギーがなかったとしても、現代の食べ物は色々なものに汚染されています。

体にとって有害なものは、あらゆる手段を使って出そうとするのです。

ある人は皮膚から湿疹として出します。だから大人になってもアトピーが治らなかったり、大きくなってから皮膚炎が出てくる人もいます。

またある人は、下痢で、また別の人は呼気で、はたまた嘔吐、汗、おなら、ゲッフなどなど、それぞれが得意なやり方で出します。

なので本来、咳止めや下痢止めは、体の正しい対応を上から押さえつけてるだけです。

とはいっても、会議中や静かにしなければならない場所で咳が止まらなかったり、運転中などにトイレにいきたくなったら不便ですね。だから飲むなといっても難しいのが実情です。

仕事が休みの時など、咳や下痢をしても迷惑がかからない時には、ぜひ食べ物を調整してみてください。

頸から上の感染症

2012-04-16 21:37:37 | 病気の仕組み
なめてるとヤバいですよ。

特に虫歯の放置は危険です!

脳や心臓が近いため、感染を起こしたら死ぬ確率大です。

頸から上の病気は本当にあなどらないでください。

虫歯のある方は早めに歯医者に行きましょう……

肩こりと腰痛

2012-04-14 05:30:38 | 病気の仕組み
お待たせしました

病気の仕組みの最初の記事は、皆さんお持ちのことと思います。

肩こりと腰痛についてお話します。

そもそも

肩こりと腰痛って「病気」なのでしょうか?

実は、肩こり、腰痛というだけでは病気ではありません。「病気」というより「症状」といえます。

厳密に定めるのは大変難しいですが、肩こりというのは、おおむね後頭部、うなじ、肩や背中にかけての重だるさや鈍痛、疲労、筋緊張のことを指します。腰痛も同じようなものなので、肩こりや腰痛があるからといって病気であるとはいえません。

ただし、原因がはっきりしている場合は、病気によるものと考えます。病気があると思われる場合は、病院や診療所などで診断してもらい、指示を守りましょう。

肩こり腰痛の原因となる病気は

五十肩やヘルニアといった運動器の疾患、精神的なストレス、更年期障害などの自律神経失調系統の病気、あるいは内臓の病気の関連痛やガンの転移出会ったりすることもあります。

肩こりや腰痛が病気でないからといって、あなどりすぎてもダメです!

※狭心症の疑いのある人は……

「左肩から左腕の内側へかけての放散痛」がよく知られています。