森と水辺の散策紀行

東京近郊の森や丘陵、山に川など、
ぶらり気ままに散策しています。

モツゴ池?発見

2012年02月22日 | その他の釣り


今日は天気も良く、寒さも少し和らいだので埼玉県のB川へ行きました。

ここはヘラブナ釣りで有名なところですが、少数派ながらタナゴを始め
小物釣りの釣り人も集まります。

冬の平日ということもあり、ヘラ師はそれなりに居ますが小物釣りをやって
いる人は見当たりませんでした。

取り敢えず、タナゴポイントで竿を出します。

ここは夏はベテランのおじさん達が陣取っているところですが、今日は
レギュラー陣が誰もいませんのでルーキーの私が独占です。



しかし、一時間経ってもウキはピクリともしません。



そのうち風が吹き始めて波が立ってきたので、未だお昼ですが納竿しようと
片付けました。

釣り道具を持って川べりの遊歩道を歩いていると遊歩道と川の間に芦原が
広がります。



ふと見ると人が何とか通れそうな空間が目に入りました。時間も早いので
芦を掻き分けながら入ってみました。



踏みつけられて道のようなものがあります。そして現れたのは小さな池です。



こんなところに池があるとは知りませんでした。

湿地の中に出来た池のようですが、スノコが二箇所に置いてあるのみで
釣る場所は限られています。

幸い芦に囲まれているので風の影響も余り無く、水面も波立っていません。

もしやタナゴの隠れポイントかと思い、早速、スノコに釣り道具を置いて
竿を出してみました。




五分ほどでウキに突くようなアタリが出始めました。

そして一気にウキが沈み込み合わせると今日の一匹目、モツゴが釣れました。



モツゴとしては大き目で7センチくらいありました。

最初の場所が全くアタリが無かったので、モツゴといえど結構嬉しいです。

ますます期待感が高まりますが‥‥。



モツゴが続き、‥‥。



更にモツゴが続き‥‥。

とにかくモツゴばかりが入れ食いのように掛かりますが本命が釣れません。

池と川の距離はそれほど無いので、どこかで繋がっているのではないかと
思いますが、もしかすると完全に陸封されてタナゴはいないのかも知れません。

ふとスノコの左側を見ると半分寝ているようなミシシッピアカミミガメがいます。



ツルツルの変な甲羅です。

水面には雲の切れ間から太陽が覗いています。



この後、太陽が雲に隠れ急に寒々としてきたので、今度こそ納竿となりました。



記念撮影して全てリリースです。

結局モツゴだけでしたが、殆ど食わなかった魚たちがいよいよ活動を始めた
ような気がします。

この池がモツゴだけの池なのか、本命もいるのか、楽しみが増えました。


さて、小魚が活動を始めたのならば、家の睡蓮鉢で飼っているヤリタナゴも
餌を食べるかもしれないと、帰宅してから数日前まで厚い氷が張っていた
睡蓮鉢を覗いてみると氷は既に溶けています。

餌を少し撒いてみると、しばらくして水面に上がってきて食べ始めました。




この睡蓮鉢にはヤリタナゴが4匹とここで生まれたニッポンバラタナゴ2匹が
いますが、写っているのは埼玉で釣った2匹のヤリタナゴです。

釣りが楽しめる春は確実に近付いているようです。




久しぶりの川釣り

2012年02月15日 | タナゴ釣り


久しぶりに埼玉県の某町に行って来ました。
ここは田園風景が広がり小川や用水路が多く、川釣りには理想的な所です。

未だ、水温が上がるほど春の気配はありませんので、釣果は期待薄ですが、
花粉のせいか鼻の調子も悪いので森へ行くのは止めて、川釣りにしました。

先ずは、いつもの場所に直行です。



この場所は、昨夏に始めてヤリタナゴを釣った場所で、この界隈で釣りを
する時は、必ず最初に立ち寄る場所です。

着いたのは10時過ぎでしたが、平日なので他には誰も居ませんでした。



取り敢えず、昨夏に良く釣れた場所で竿を出しますが、アタリも魚影も
全くありませんでした。



水が澄んでいて難しそうです。早々に引き上げ、近くの用水路に行きました。



ここも昨夏はタモロコが良く釣れた場所ですが、他にコイやフナ、そして
稀にタイリクバラタナゴも釣れると聞いたことがある場所です。

水深もあり、濁りもあり夏と余り変わらない状況なので橋の袂で釣って
みることにしました。



10分ほどで少しアタリが出始めました。ウキが小さく動きますが中々
上手く合わせられない状態が暫く続き、やっと一匹目が釣れました。



小さなタモロコです。黄身練りでも釣れる便利な? 魚です。

この後もアタリはありますが二匹目が中々掛かりません。やはりヤリタナゴ用の
針は少し大きすぎるようで、小さい仕掛けに変更して再開です。



今回の仕掛けはシモリ付ですので、小さなアタリも分かりやすくなりました。

そして二匹目。



さっきより少し大きいタモロコ‥。

何度か”スッ”と縦にウキが沈み、タイリクバラタナゴかと思うアタリもありましたが、
この後も釣れたのはタモロコだけでした。

一時間ほど釣った頃、急に風が強くなり波が立ってきたのを潮時に納竿しました。

その後、最初に行った小川の上流のポイントに行ってみましたが、タナゴの魚影らしき
ものは殆どありませんでしたので竿を出さずに帰宅することにしました。





残念ながらタナゴは釣れませんでしたが、小さくて少ないながらも久々の釣果に
それなりに満足した一日でした。


六道山公園

2012年02月05日 | 森や丘陵、公園の散策
予報では今年の関東への花粉の飛散は二月中旬から本格化するとのことですので、
森林に行きづらくなる前に、狭山丘陵方面へ行くことにしました。
向かったのは都立 野山北・六道山公園ですが、この公園は狭山丘陵の西端に位置し
予定地も含めれば260ヘクタールもある都立では最大の公園です。
広さ故、いくつかのエリアに分かれていますが、今日行ったのは、関東の富士見百景に
選定されている六道山公園展望台と、里山民家、岸たんぼ周辺のエリアです。
先ずは、里山民家脇にある駐車場に車を止めて、尾根道に向かいます。



直ぐに神明入の谷戸の入口の看板が現れます。



この谷戸は小さな谷です。切り株に菌類の花?が咲いています。



谷戸の入口に戻り、尾根に向かいます。



尾根への上り坂をしばらく歩くと、トイレのある休憩場所に出ます。ここが尾根道です。



尾根道を展望台方面に進みます。



途中にあったこの木の根元には糞のようなものがありました。ボクトウガの幼虫の糞だと
思います。幼虫は木の根元から入り、木の中を穿孔して行きます。その際に出る糞が木の
根元に現れます。



10分チョットで展望台に着きました。



ここに来たのは始めてですが、なかなか立派な塔です。

階段を上って屋上に出ます。



標高205メートルの屋上から四方を見回します。

東方:新宿の新都心方面です。中央の少しだけ見える白いものが西武ドームです。



南方:日野方面です。



西方:正面が富士山方面ですが。今日は見えませんでした。



北方:埼玉方面です。



この展望台からオオタカなどの猛禽類が舞う姿が見えるようですが、残念ながら
今日は見えませんでした。

展望台をあとにし、尾根道に戻り里山民家方面への入口看板から森を下ります。





途中から湿地が現れ、少ない水の流れは岸たんぼへと続いています。





たんぼではハクセキレイの群れが餌を探しています。



広さ約5アールの岸たんぼでは、もち米やうるち米などを育てているようです。



岸たんぼを抜けて里山民家に着きました。





民家は工事中でした。





民家は良く手入れされていて、昔の里山の暮らしを偲ばせてくれます。

里山民家を出て駐車場に向かう途中に小さな梅林がありますが、良く見ると
面白いものが見つかります。



オオカマキリの卵鞘。繋がっているのは初めて見ました。



枝の先に生んだものもあります。



玉虫。イラガの蛹です。



ミノムシ。ミノガの幼虫ですが、右のは4センチを超えてるくらいの大きさです。
この大きさのミノムシは久しぶりに見た気がします。
この大きさだとチャミノガでは無く、オオミノガ(大蓑蛾)かもしれません。
※外来種のオオミノガヤドリバエの寄生により西日本を中心に激減しています。



これはカマキリの亡骸ですが、モズのはやにえか、産卵前に息絶えたのか
分かりません。この木にはカマキリの卵鞘はありませんでした。



三時間余りの散策でしたが、雑木林も湿地やたんぼにも鳥以外の生き物を
見つけることは出来ませんでした。

里山の生き物たちは未だ息を潜めて春を待っているようです。