森と水辺の散策紀行

東京近郊の森や丘陵、山に川など、
ぶらり気ままに散策しています。

タナゴ釣りの師匠

2013年05月12日 | 日記(雑記)



穏やかな週末、午前中の用事を済ませ、久しぶりに埼玉県でヤリタナゴが生息

している小川に行きました。

午後一時過ぎに到着すると、既に10台以上の車が止まっていました。

早速、釣りを始めますが、急に思い立って来たために黄身練りも無く、以前

買った川魚用の練り餌で釣り始めました。





しかし、全くアタリがありません。


ピクリともしないウキとは裏腹に、川ではヘビが泳いでいたりカエルが鳴いて

います。


シマヘビ


ダルマガエル



そんな退屈な時間が一時間近くすぎた頃、

「釣れるかい?」 と声を掛けてきたおじさんが居ました。

「全然ダメです。アタリも殆ど無いですね。」

「餌は?」

「黄身練り持ってきて無くて、この川魚用の餌です。」

「それ、ハヤとか用だろう。チョット無理じゃない。」と言っておじさんは立ち去

りました。


私は少し場所を変えようと、道具を置いたまま20メートルくらい移動して釣って

みましたが、やはりアタリが来ません。





ふと道具を置いた場所を見ると、さっきのおじさんが居て手招きしています。

行ってみると、


「これ、あげるから使ってみな。」と手渡されたのは、




グルテンの入った指輪の様な入れ物です。自作なのか売っているのか分かりませ

んが、これなら餌付けに時間が掛かりません。なんとも便利なものがあるものだ

と感心しました。


「ここは黄身練りよりグルテンが方が食いが良いよ。」と言いながらグルテンを

詰めてくれています。


私はグルテンを使ったことが無かったので、付け方も教えて貰い釣り再開です。

グルテンをくれた ”師匠” は、隣で赤虫を餌に釣り始めました。


師匠は、「この辺りは川底に石があってヤリが多いんだ」とか、「岸の辺りは以外

と釣れない。捕食者が居るのを知っているんじゃないかな」とか色々とレクチャー

してくれます。

そして、師匠は釣り初めて10分もしないでメスのヤリタナゴを釣り上げました。





さすが師匠です。師匠に続けとこちらもアタリがきて釣り上げると、まさかの

ブルーギルでした。

「ギルも結構居るからね。」と師匠は笑っています。

グルテンの威力なのかアタリは続きますが残念ながら針掛かりしません。

しかし、師匠から色々なことを教えて貰いながらの楽しい釣りとなりました。

ふと時計を見ると午後3時を過ぎていて、そろそろ納竿の時間となりました。


師匠に帰宅を告げると、

「残念だね、ここは4時過ぎくらいからが一番釣れるのに。」

「そうなんですか、今度はゆっくり来ます。色々有り難うございました。」

「うん、またね。」


お互い名乗り合う訳でもありませんでしたが、この川に来る楽しみが増えました。




メダカ池

2013年05月02日 | 日記(雑記)



埼玉県南部の荒川流域には多くの農地や森が残っていて、散策すると

小さな川や池に巡り会うことがあります。

今日も木立の間から浅い川を見つけ、辿ると小さな池がありました。

畑の畦から覗き込むと釣り座が見えましたのでフナでもいるのかと

釣り座に降りてみました。

池を覗いてみると水深20センチから30センチほどの浅い池ですが、

クロメダカの群があちらこちらに居てビックリです。








クロメダカの群れ自体は珍しくはありませんが、これほどの数を

一カ所で見たのは初めてでした。


のどかな池で、ミシシッピアカミミガメやウシガエルものんびりと

していました。







釣り座で眺めていると60センチくらいの鯉が悠々と泳いでいました。





全体的には浅い池ですが、池の中心の辺りは少し水深があるようです。





あいにく長め竿を持ち合わせていなかったので釣りは出来ませんでしたが、

小さなフナくらいは釣れそうな池を見つけることが出来ました。