A Dot in showy PINK

座右の銘は
ほんの些細な幸せも、積もれば豊かな人生になる。
そんな自己満足万歳日記

ネイチャー・センス展~自然の知覚力を考える3人のインスタレーション~

2010年09月20日 13時11分19秒 | エンターテインメント
↑この恐竜はタイトルとは関係ありません 笑
美術展の会場が森美術館(六本木ヒルズ内)だったのですが、シティビューエリアに立っていたこいつが妙に可愛かったのです。

そんな訳で昨日『ネイチャー・センス展』行って来ました。
インスタレーション自体観るのは大好きだし、今回は吉岡徳仁氏のインスタレーションを観れる!という楽しみがありました。
三宅一生氏のファッションショー用にデザインされた『snow』が、最初に展示されていた吉岡氏の作品。
羽毛?を雪に見立て、積もり跡や雪の舞う方向で空間を演出しているインスタレーションですが
この方の作品の特徴は、限られた空間を感じさせない大胆な空間構成。
作品の枠を感じさせない、展示会場に足を踏み入れた瞬間、入口から既に作品がスタートしているかの様な不思議な錯覚に陥ります。
実際の作品(あるいはそれを含む空間)のみに限らず、順路に至るまで一面真っ白な構成で徹底されていました。

個人的に面白かったのは栗林隆氏の作品↓

これも巨大なインスタレーションですが、虫の視点から森の中を見る、という作品。
観る側は蟻の様に、土の中と地上を行き来する体験型インスタレーションです。
この限られた空間だけでも、目線を変えるだけで劇的に世界が変わるというか、全く違う空間に迷い込んだ印象だったので
実際の森の中を虫の視点で見る事が出来たら、今まで全く感じた事の無い巨大な空間を前に私達はまず感動するのでしょうか。それとも恐怖心を抱くのでしょうか。

今回展示されていた作品は基本的にどれもスケールは非常に大きいけれど、私達が普段見慣れているはずのもの(あるいは身近すぎて見落としているもの)をモチーフにした作品ばかり。
なので最後まで淡々と鑑賞していく雰囲気でした。
やはりインスタレーションは観ていて楽しいです。全く異質な世界を味わう事が出来るので。

あ、あと関係無いですが
展示の最後にブックラウンジがあって、今回出展した3人が今回の作品を生むに至り、影響を受けたという本が大量に置いてあったのですが
その中に『源氏物語』もありまして、気付くと必死で読み耽ってしまいました 笑
また『あさきゆめみし』読みたくなりました。


美術展を後にして、同じ階にあるシティビューエリアには可愛い(というのか?)恐竜があちこちにいらっしゃいました。

↑足フェチ 笑
ネイチャー・センス展と同時並行で恐竜展も開催されていたので、それのプロモーションでしょうか。
骨の方が格好良い(^-^)