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ママ時々先生日記

はるか昔に小学校担任3年間。ママになって14年目。左のカテゴリーをクリックしていただければジャンルごとに見れます。

「繰り上がり足し算のわからない子の心理①②」のその後

2009-09-27 23:30:02 | 教育
先日の記事「繰り上がり足し算のわからない子の心理①②」のその後

連休明け、彼に使ったプリント

8+6=

①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩ + ①②③④⑤⑥ 

これは、やはり、右の数字で混乱したようです。

下の図が良かったです。

8+6
○○○○○○○○○○ + ○○○○○○○○○○ =

彼は、ブロック操作がうまくいかず、途中でいらいらしてしまうので、ちょっとなげやりになってました。

そこで、「先生が○に色を塗っていくので、M君数えて8まできたら「ストップ!」と言ってね。」と誘う。
ブスっとしてるけど一応小さな声で「ストップ」、おおげさにほめて、右の6も、こちらが数えて「ストップ」を言わせる。

ゲーム感覚で誘うと反応しはじめ、「ストップ」の声がだんだん元気になります。

そこで、「左の○で8といくつで10になるかな」と10の合成の質問をしながら、残った○の2個を指すと、「2」
では10になるために、左の6から2借りて…と右から1個づつ、消しながら左の10個を完成させる。
残ったのは4

答えは10と4で、合わせて、<14>

かれは、ここで分かった気になるので、何度か繰り返して慣れさせます。

(足される数を一定にしたほうが慣れるまではいいでしょう。)

次は6に2個○をつけて(「さくらんぼ」や「バルーン」と呼んでます)
1個の○に2(②)残りの○に4(④)

②と8を楕円で囲んで、「これが10」片方の○の4で、答えは 14.

こんな漢字で金曜日の算数は少しステップがあがり、ほっとしました。

あとは繰り返し定着させ、次に、足される数を変えていくというステップで行こうと思いました。

1時間、1度も「僕はだめなんだ。」と自己否定モードにならずに、終了後、久しぶりの笑顔でした。








繰り上がり足し算のわからない子の心理にあわせたプリント②

2009-09-23 00:43:56 | 教育
先日「繰り上がり足し算のわからない子の心理①」で書いた記事のその後、

連休明け、彼に使いたいプリント案

8+6=

①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩ + ①②③④⑤⑥ 


足される数の10のうちを数えながら色を塗る(あるいは囲む)。

つぎに、10になるためには後いくつ必要か 答え

足す数から2もらって(足す数の左から数えながら消す)
足される数の残りを塗り10をつくり、
足される数の残り「4」

答え「14」

彼は数え間違いが多いので、数字を○の中に入れたが、却って最後の右から消すときに混乱するなら○の数字を消してみる。

あるいは○で作っておいて、1問目で数字を入れて一緒に解いてみるか…。

うん、そのほうがいいかも。

○○○○○○○○○○ + ○○○○○○○○○○ =

左右に○を10こ。
それを色鉛筆で塗る所から始めたらどうか。
あるいは数字を入れていくか…
これも2パターン。

早く試してみたいけど、木曜日は私は休みなので、金曜日が楽しみ。週末に報告します。
それまでに、理解していたらそれでOK!





今朝の田原総一郎さんの「仕事力」~朝日新聞より

2009-09-06 09:33:41 | 教育
久しぶりに授業に使いたい文章でした。

今朝の~朝日新聞朝刊28ページ
朝日求人の「仕事力」
今朝は、田原総一郎さんの「不器用に進みなさい」

テレビで拝見する切り込み鋭いジャーナリストの田原さん。
そのプロフィールは早稲田大卒、岩波映画制作を経てテレビ局へ。そして現ジャーナリストへ。

順風満帆のエリート人生かと思いきや、こんな紆余屈折があったのですね。

その文章の素晴らしさを読み取ると共に、
戦前、戦後の歴史背景。当時の思想。思想の混乱。
登場する固有名詞について調べるだけでも、生きた勉強。

そして、1番考えさせたいのは
下段の「調べて調べて」という一文

これが多分、田原氏の成功の要因なのでしょう。

久しぶりに深く考えることのできる「おもしろい」文章に会えました。
教材は、おもしろくなくてはいけません。

小学校高学年から高校以上、何歳でも使えるだろうなあ。使いようによってはどんどん広げられるでしょうね。



学校のエコ②算数ブロック

2008-04-11 10:51:38 | 教育
前記事で、使用頻度の低い教科書は個人用とせず、改訂までの数年間学校備品として使えば…と書きましたが、

その最たるものは1年生で購入する、ブロック。

これこそ、1年の半分しか使わないでしょう。
まだ捨てきれずに持っています。きれいなまま。

これこそ、数年間以上使える代物ではないでしょうか。

こんなことを書いて教具会社の方、ごめんなさい。


新しい教科書を持って帰ってきましたよ♪でも使わない教科書も?

2008-04-11 10:44:27 | 教育
新学年2日目、新しい教科書を持ち帰りました。
なんか、こっちもワクワクしちゃいます。

小学生の頃、嬉しくて、物語文はその日のうちに読んでしまったなぁ。
男の子はちがうのね~。
喜んでいたのは社会の資料集。カラー刷りで、きれいです。

ところで、エコの叫ばれる時代。

教科書も、次の教科書改訂まで同じ教科書を購入するなら、学校で使いまわせるものがあるのではないかな、とこの4年間思いました。

道徳関係、心の授業やお習字など。
まず、家で使うこともなく、学校でも使用頻度は極少。

きれいなまま、1年間を終えることとなった教科書が何冊も…。

昔は、副読本で、学校の備品を使ってたものもありましたね。
貧しい時代だったのか。
でも、公共の本を大切に使うことを教えるのも心の授業の一貫とおもえば…

ただとはいえ、もとは税金も使ってることだし

小さいようで、結構大切なエコではないかと思います。

印刷所様ごめんなさい。

5年生の参考書

2008-04-08 22:32:06 | 教育
本屋で見てきました。
復習とできれば深めた内容の物を見比べると…

子供の教科書の発行元の名前を確認して、問題集と対応しているかを確認。

①教科書対応のテスト問題集のみ
②加えて、参考書もはいっているもの。
③中学受験までの対応。

理科と社会は、見比べて、②でかなり興味をひいて読みそうな参考部分がはいっているものにしました。
中学受験対応もかなりのレベルまであり、退散しました。
あの内容はすでに、かなり大人びた思考をしないと丸暗記では対応できないだろうなぁ。
うちの坊主の頭の中にはまだまだお花がとんでるから(^^;)

算数は3段階別くらいの問題集がほしいのですが、今日はまだ見つかりませんでした。
また明日にでも

歴史を学ぶには旅をさせよ

2008-03-22 01:18:26 | 教育
来年の息子の修学旅行は山の宿泊訓練!!!
歴史探訪は???

以前はせめて日光に行ってましたよね~

ある立志伝中の方が、子供にあたえる最高の教育の一つが旅行である、といったそうな。
それは、社会性を学ぶことなど多くを含むと思いますが、地理を学び、歴史を学ぶことも大きな利点だと思います。
関西や歴史のある地域で育った人には分かってもらえると思いますが、有名な地名が生活の中に息づいていて、日常生活で自然にいろいろな名前を覚えるのですよ。

関西で育った私は小学校の修学旅行で京都奈良に行きました。
6年の秋かな?
コースにある地名や名刹の説明を事前に聞くだけで、歴史の流れは分からずとも、例えば、聖徳太子の名前は覚えますね。そして「どうも奈良で彼はえらい人だったらしい」とも記憶に残ります。

また清水寺に行くとする。
そうすると、歴史だけでなく、あの舞台の高さを実感し「清水の舞台から飛び降りる」という言葉が生きて覚えられるのですよ。

家族でわざわざ行く家がどれほどあるのでしょう。
また、クラスでいくから余計印象深く、みんなが同じ知識を共有することで知識の価値観が違ってきますね。
ようするに「みんなが知っている」「みんなが持っている」ことはゲームしかりマンガしかり子供を惹きつけます。

東京から関西は中学の修学旅行でいくのかしら?
変にスキーや海外へいかないでね。

東京から行く歴史探訪…鎌倉だけ?
だから歴史の浅い町だわ!って関西から地方あつかいされちゃうんだわ(^。^)失礼m(__)m



新設中高一貫校の受験

2008-03-07 18:08:46 | 教育
一人ひとりに、公的に100万くらい(6年間?)かけてもらえるとの噂で
すごい倍率だった新設中高一貫校。
でも、東大・国立・早慶を狙うようなクラスの子しか受からなかったとの話。
そりゃ税金100万使うのだったら(本当なら)日本の将来を託すためだわね。

うちは地元を大切に地元の中学で十分です。
通学も楽だしね。
ということがわかったので、塾は気楽に通うことに。ほっとしました。

教室に日本・世界地図がないのは何故?(地図は生活の中で覚えようよ)

2008-03-02 21:24:06 | 教育
息子が1年生の時から非常に気になること。

今、日本地図は4年生で学ぶ。

でも、年齢関係なく暮らしに生きていればとっつきやすいはず。

我が家も長距離帰省をするので、途中の県名や地名などをさりげなく話題にだしていたら、うちの息子でも、地図というものが身近だったらしく、驚くほど早く覚えてました。

4年生で初めて「さぁ暗記しないとテストの点が悪いよ」なんて脅かすより、
1年生から、カリキュラムになくても、地図を教室に貼るだけで子供は自然に覚えるもの。

昭和の私の小学校は先生の配慮か、地球儀まで置いてあり、雨の休み時間にまわして指を差す国を覚えるという遊びをみんなでやった覚えがあります。

今は、皆が国内、また海外旅行にすら行くこの時代。

旅行に行けない子の気持ちを考えて…なんてけち臭いことをいわずに、どんどん子供の知っている土地(例えば祖父母の住む場所・旅行の体験)を紹介して、クラスメートの経験を共有しようよ。

朝スピーチで地図を差したら、みんな興味を持つよ。

見知らぬ土地、県、国が近しいものとなり、皆の記憶にその土地が刻まれるのだから。

岸本裕史先生曰く「小学校の学習は生活経験の理論化」なのだから。