美味いらぶろぐ

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熱海梅園 その1 ( 梅園情報 )

2017-01-28 15:33:00 | 三島・伊豆の見どころ
僕が住む三島市の隣の隣に温泉の町として有名な熱海市があります。

その昔は新婚旅行先人気ナンバーワンだった海沿いの坂の町です。

しばらく元気のなかった熱海も最近急激に息を吹き返し

新しい駅ビルの商業施設やパワースポットと言われる神社や

一年に何度も開催される海上花火大会などで

マスコミへの露出も激増し活気を取り戻して来ました。



そんな熱海の名所のひとつが「熱海梅園」です。



毎年梅の開花時期に合わせ1月初旬から3月初旬まで開催される

熱海梅園梅まつりでとても賑わいます。



園内には早咲きから遅咲きまで59種472本の梅が咲き競い

訪れた観光客を楽しませています。



園内には川がせせらぎ梅だけでなく熱海桜や他の花草も植えられ

秋には紅葉も楽しめるのです。



梅祭りの期間は有料となり熱海市民と熱海の宿泊客は入園料100円と激安(笑)

一般は300円がかかります。



ワンコは無料で一緒に入れますよ。



園内ではボランティアの皆さんがガイドを無料でしてくれますので

梅のお話や熱海、梅園の歴史について詳しく知りたい方は

利用してみるのも良いかと思います。



熱海梅園はJR伊東線、来宮駅から徒歩10分ほど。

車の場合は梅園隣接の駐車場の他、周辺駐車場が点在していますが

土日祝日は渋滞することが多いため

朝の開園前後に行かれることをお勧めします。

駐車料金はだいたい500~600円に揃えてあるようです。

ドライブがてら立ち寄って散策するには良いスポットですから

梅の時期、お近くにお越しの際は是非訪れてみてください。



運が良ければ人懐っこいお猿にも会えるかもしれません(笑)



はんばのり (ハバノリ・羽葉のり)

2017-01-24 21:14:27 | ここらの美味いもん


「はんばのり」は伊豆の磯で良く見られる海藻で、冬の干潮時に寒さに堪えながら地元の方が摘むのりです。

生食にするには長さ10cm前後、幅が1~2cmの頃の若芽が一番風味豊かで柔らかくて美味しく

独特の磯の香りがご飯のお供にも、味噌汁にも、酒の肴にもたまらないんです。



はんばのりも成長すると長さ25cm程になるようですが、葉が固くなるとあまり食感が良くありません。

ですから成長した葉は刻んでアサクサノリのように天日干しして固いものとして乾物で楽しみます。



ある意味冬の風物詩のようなものですから、友人の漁師さんから摘みたてを頂くとめちゃめちゃ嬉しい代物です(笑)

上の写真のように一株ずつ根っこが岩にくっついていますので冬の波しぶきの中で摘むのは大変な作業なんです。

ですから「はんばのり」の固い根を一株ずつはさみで切り取る下拵えをしながら、摘んでくれた友人家族に

心の中で「寒くて大変だっただろうにありがとねー」と感謝の言葉を繰り返すのが常です。



そんなありがたーい「はんばのり」の我が家のお気に入りの食べ方は何んと言っても「はんばのしゃぶしゃぶ」です。



鍋にさっとくぐらせ鮮やかな深緑色に姿を変えたはんばのりをポン酢や山葵醤油や生姜鰹節醤油だれで頂きます。



そんなにキツイたれで食べたら折角の風味が飛んじゃうんじゃないかって?

いえいえ旬の生はんばのりの独特な磯の香りは、そんなにヤワじゃないんです。

クセになりますよ~(笑)



冬の伊豆にお出掛けの際は遠景ばかりでなく、磯に降り立ち足元も見てみて下さいね。

ゆ~らゆ~らと「はんばのり」達が皆さんに手を振っているかもしれません(笑)