美味いらぶろぐ

( うまいらぶろぐ )

静岡県伊豆発、食文化や四季折々の情報を発信

三嶋大社 桜の名所

2017-02-25 08:47:55 | 三島・伊豆の見どころ


三嶋大社の桜は梅の花が盛りを迎える頃に

神鹿園と駐車場の間に植えられた河津桜から始まります。



それ以降大島桜や三島桜、枝垂れ桜や染井吉野など



15種200本の桜が次々に咲いては参道を彩り

参拝者の目を楽しませてくれます。



3月下旬からはライトアップも始まり

夜桜を楽しむ方々で賑わいます。



僕の若い頃はシートを敷き腰を下ろして

お花見宴会が出来たのですが

ごみの不法投棄や神社境内にあるまじき行為が横行し

禁止となってしまいました。



世界的にマナーが良いとされている日本人が花見で一杯をやると

歯止めの効かない無頼漢になってしまうのは何故なんでしょうね?

夜桜の魔力なんでしょうか(笑)



ともあれ三嶋大社の桜見物で大騒ぎする人が

殆ど見受けられなくなったのは確かです。



それでも昼間は観光客や小さなお子さん連れ

夜は仕事帰りの地元の方で混雑しますので

土日に訪れるならお勧めは晴れた日の7時~10時頃。



神社本来の静寂さの中でゆっくりと朝陽の中に咲く

桜を楽しむことが出来るはずです。



今年ももうすぐ桜の盛りがやって来ますね。

ちょこちょこ桜情報も書いてみたいと思います。





水菜漬けの選び方~水かけ菜の摘み菜と刈り菜

2017-02-18 09:45:05 | ここらの美味いもん


富士山麓の早春の味覚、水かけ菜(地元では水菜、とう菜と呼びます)

わずか1ヶ月余りの旬が今年も始まりました。

実は昔ながらの本物の水菜漬けとは言えない物も

沢山出回っていたりします。

中には乾いた畑で育てた原料で水かけ菜を名乗っていたり、、、

水菜漬けファンとしては残念な事です。



この時期、富士山麓に観光で訪れた方が美味しい水菜漬を選ぶには



上の写真のような信頼できるお店を選ぶのが無難ですが

実は他に一つだけ方法があります。



売っている水菜漬けの茎の根元を見てください。



スパッと綺麗に刈ってある水かけ菜と



手でポキポキと摘み取ったような水かけ菜があります。

あなたならどちらを選びますか?

僕ならギザギザしたポッキリと摘み取られた水かけ菜を

迷わず選びます。

「刈り菜」は見た目は綺麗ですが、筋が固いから刃物を使って切るんです。

それに対して「摘み菜」は柔らかいんで一本一本手摘みが出来ます。

だから切り口がギザギサしてるんです。



実はちゃんと育てても本当に色々な条件が揃わないと「摘み菜」にはならないんです。

ですから「刈り菜」が偽物というわけではなく

「摘み菜」に出逢えたらラッキーと考えた方が良いかもしれません。

地元では「この摘み菜はみるいよー(柔らかいよ)」などと表現します。

富士山麓の早春の味覚、ほろ苦くみるい水菜漬けを

ごく短い旬に美味しく味わって頂ければと思います。



富士山麓の水菜漬けと西伊豆菜のりのぶっかけご飯

今の時期だけのコラボ、、、我が家の至福の朝食です(笑)

酪農王国オラッチェ

2017-02-11 07:55:06 | 三島・伊豆の見どころ

三島市のお隣り函南町の山手に丹那盆地があります。



この地域は昔から酪農が盛んで

丹那牛乳のブランドとして新鮮で良質な乳製品を製造し

地元ではとても愛着を持たれています。





その丹那牛乳工場と隣接して「酪農王国オラッチェ」があります。



富士山の絶景ポイントでもある熱函道路から盆地に降りて行くと

のどかな田園風景の中にこの二つの施設が現れます。



オラッチェには派手さはありませんが



のどかにのんびりと過ごしたい家族連れにはとてもいい空間です。





僕の好物のソフトクリームは濃厚で絶品ですし(笑)



子供用の遊具あり



ドッグランあり



温室風の売店や



おしゃれなレストランもあり



バーベキューもできます。



パパに嬉しい地ビールもあります(笑)



園内には動物達と触れ合えるスペースが沢山あり



人懐っこい動物たちが出迎えてくれますから







小さなお子さん達は大喜びしてます。



ママに嬉しい地元野菜の朝市があったり



オリジナルのお土産も充実しています。





なんでもかんでも観光地価格の伊豆の施設にあって

無料で楽しめる施設は貴重な存在です。



伊豆への旅行でお子さんとのんびりまったりしたい方には

素朴さと優しさが詰まった「酪農王国オラッチェ」は

とても良いスペースだと思います。



一度ドライブがてら訪れてみてはいかがでしょう。

おっかなびっくり触った動物に優しい笑顔を向ける

お子さんの表情は格別ですよ(笑)


↓ 酪農王国オラッチェさんのホームページはこちらです。

http://oratche.com/oratche-2/



水かけ菜 (水菜漬け発祥の地)

2017-02-06 23:14:30 | ここらの美味いもん
水かけ菜(地元では「とう菜」とか「水菜」と呼びます)の「発祥の地」ってご存じですか?



温暖な静岡県にありながら極寒の地(笑)とも言われる

駿東郡小山町阿多野地区にその石碑があります。

御殿場市のお隣に位置し、もうほとんど神奈川県境です。



富士山の懐に抱かれ自然豊かな田園風景が広がる地域なのですが

ここで作られる水かけ菜は地元でも味が良いことで知られ

青果市場でも最高値で取引されるのです。



せり値で10kg1万円を超えるというのですから驚きの菜っ葉です。



この阿多野での水かけ菜栽培には他の地区にない特徴があります。

何しろ冷え込みが厳しい地域なので氷結を防ぐために

田んぼへの水量を多くして水流を速くしています。



また雪や霜で水かけ菜の葉が変色してしまわないようにする事と

無農薬で育てるための防虫を兼ねて全面に覆いをします。



冷たい田に入りこんなに涙ぐましい程の手間をかけている水かけ菜

だからこそとびっきりの美味しさになるのでしょうね。



富士山の勇姿と農家さんの苦労に思いを馳せながら

手間暇かけて昔ながらの漬け込みをしてくれた職人さんに感謝し

今年も本物の水菜漬を楽しみたいと思うのです。



さあ、いよいよ待ちに待った短い旬が始まります。




熱海梅園 その2 (園内風景)

2017-02-04 08:27:07 | 三島・伊豆の見どころ
「 熱海梅園その1 」で概略をお伝えしましたが今回は花を中心に。



早咲きから遅咲きまで59種472本の梅が植えられている熱海梅園ですが

梅の種類に無知な僕にとってはちんぷんかんぷん(笑)



梅の木の姿、花の色、花弁の数を見て

「ああ、ちょっと違うか~」と思うのが精一杯です(笑)



でも熱心な方はボランティアのガイドさんの話に真剣に耳を傾けていますし

梅の木に付けられている名札も一本一本確認しながら

花の写真を撮影している方もいらっしゃいます。



せっかちな僕にはとても真似ができないのですが



梅の花って桜と違って派手さがない分遠景や木全体を見るというより

「まだまだ寒い冬なのに良くぞ咲いてくれたね!!」という

一輪一輪を愛でるような花見になりますよね。



ここに来るとせっかちな自分が

ゆっくりゆっくりと散策していることに気が付きます。



たまにはそんな時間の流れもいいものです。

梅の種類を知らなくたって熱海梅園は充分楽しめますから是非一度(笑)