まだ・・その程度の認識か

　岩手県大槌町、山田町のがれきを受け入れる意向を示している島田市は１３日、横光克彦副環境相と桜井勝郎市長らが出席し、最終処分場のある同市初倉地区で説明会を開いた。がれき受け入れの条件として「住民の理解」を挙げていた桜井市長は、参加者からの質問に対し、「被災地の早い復興のため、時間がかかる住民投票は行わない」と述べた。
　桜井市長は「受け入れるがれきに付着している放射能は島田市で普段燃やしているごみより少ない」と安全性を繰り返し強調。参加住民からは「どんなに安全と言われても放射能が怖い気持ちは消えない」などの反対発言が相次いだ。一方で一部の住民から「復興を手助けすべきだ」との声も上がった。
　同地区では昨年１２月にも説明会があり、意見集約では参加者のほぼ全員ががれき受け入れに反対を表明した。市は住民でない反対派が参加していたとして、今回は対象を周辺住民に限定した。
　今月１１日に伊太地区で行ったごみ処理施設周辺の住民説明会に続き、この日の説明会でも根強い住民の不安が示された。ごみ処理施設周辺の自治会は２０日に協議会を開く予定で、桜井市長はその判断を待って、がれきの試験処理について最終判断を行うとしている。【小玉沙織】

　争論賛成、各論反対。日本を上げて復興を応援するのは賛成だが、自分のところへ瓦礫を持ってくるのは反対。
　この調子では「頑張ろう日本」と言うのは、単なるかけ声に過ぎないのでしょう。
　国が国が・・・と言うのは、気持ちは判りますが、国というのは自分たち、そして自治体は全て含まれるわけで・・。
　国が・・・と言うのであれば、いっそ国が全国の全自治体に、被災地の瓦礫処理を義務付けたら・・・どうだろうか。
　国にはゴミを焼く施設も処分場も無いので、国が行うと言う事は国が命令して地方自治体が行うと言う意味でしかなく、実はまったく意味がないのです。

　このブログでは何度も書いていますが、地球上には放射線が溢れています。地球内部から放出される放射線、太陽から放射される放射線、太陽系外の天体から放出される放射線。
　人を含む動物は、常に放射線に晒されているのです。今更、多少受ける放射線量が上がったからと言って・・・。
　静岡県はその全てが中部電力管内ではなく、一部の地域は東京電力の管内です。東京電力から電気を供給して貰っているのですから、多少のリスクは受けるべきだと思います。
　これは私見ですが、島田市を中心に瓦礫の受け入れが検討されているようですが、他の自治体でも出来る物は出来るだけ受け入れて行くべきだと思います。
　静岡県は関東、東海、東南海等の地震により、大きな被害が予想されています。その時には、東北に助けを求める事もあるかも知れないわけです。
　そんな打算をしなくとも、同じ日本人として手助けをすべきだと思うのです。