【ロシア宇宙庁飛行管制センター(モスクワ郊外)=遠藤良介】国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在していた宇宙飛行士、古川聡さん(47)らを乗せたロシアの宇宙船「ソユーズ」がモスクワ時間22日午前3時(日本時間同8時)にISSから離脱し、地球帰還に向けた飛行を開始。午前6時26分、カザフスタンの草原地帯に着地して、約5カ月半ぶりに無事帰還した。
支援チームに抱えられ、帰還カプセルから降りた古川さんは元気な様子で、重力に慣れるためのいすに座ったまま「地球の重力を感じる。お風呂に入りたい」と笑顔。屋外は氷点下20度近かったが「ずっとエアコンで22~23度だったので、こういう冷たい空気はいいですね」と話した。医療チェックを受けるために近くのテントに運ばれるまでの間も終始笑顔だった。
古川さんは東大病院の外科医出身。1999(平成11)年に宇宙飛行士に選抜され、12年間の訓練生活を経て今年6月、ソユーズで初の宇宙飛行に出発した。
ISSに長期滞在した日本人は若田光一さん(48)、野口聡一さん(46)に次いで3人目。日本人として最年長で初の宇宙飛行に臨み、1回の飛行での宇宙滞在としては日本人最長の167日と6時間を記録。来年に星出彰彦さん(42)、2013(同25)年には、若田さんがそれぞれ長期滞在する予定。
滞在中は、各種の実験を精力的にこなした。科学実験に加え、将来的な火星の有人探査もにらみ、宇宙環境が人体に与える影響を調べる医学実験に、医師の経験も生かして重点的に取り組んだ。
また、8月には、ロシアがISSへ物資を運搬する無人宇宙貨物船「プログレス」の打ち上げに失敗し、帰還に支障が出る可能性も取り沙汰された。
■「日本人の誇り胸に」東北激励
古川聡さんは国際宇宙ステーション(ISS)から、多忙なスケジュールの合間を縫って東日本大震災の被災地に励ましの言葉を贈り続けた。学生時代に三陸地方を旅行した経験がある古川さんは、妻の恵子さんが福島県いわき市出身ということもあり、被災地への強い思いがあった。
7月、福島青年会議所が要望したビデオメッセージの収録を快諾。日本実験棟の名称「きぼう」の3文字が染め抜かれた青いのれんを手に「福島の工場で作られた、とても品質の良いのれん。このような製品を作られているので、今まで以上に力強く復興されると信じています」と激励した。
収録を企画した同会議所の阿部友弘さんは「『自分にできることをやる』という(古川さんの)言葉に励まされた」と振り返る。
10月には津波で壊滅的な被害を受けた岩手県大槌町と無線で交信し、小学生に語りかけた。
町立吉里吉里(きりきり)小教務主任の千葉英悦さんは「すごく優しい話し方だった。子供たちが星を見上げるきっかけになり、元気が出たと思う」と話す。
一方、古川さんはツイッター(短文投稿サイト)での情報発信にも積極的で、大震災だけでなく、大洪水に見舞われたタイの様子も宇宙から撮影し「早く回復できるよう、お祈りしております」と書き込んだ。
また、帰還前の11月21日には、ステーションから撮影した富士山の写真とともに「富士山は日本人の心。日本人としての誇りを胸に、いよいよ地球に帰還します」と投稿した。
連続滞在167日には、日本人として最長の記録だそうです。
167日は5ヶ月と半月、6ヶ月弱と言って良いでしょうか、これだけの長期の滞在となると、人体には様々な影響が出る可能性があります。
もっとも良く知られている現象としては、無重力状態で長期間過ごすと、骨からカルシウムが流れ出てしまうとされます。
これは骨に重力というストレスが掛かっていない為のようです。筋肉も常に重力によるストレスが掛かっていない為、筋肉は弱くなる事が知られています。
無事に戻って来られたのですから、そう言った研究にも邁進して頂きたいと思っています。
支援チームに抱えられ、帰還カプセルから降りた古川さんは元気な様子で、重力に慣れるためのいすに座ったまま「地球の重力を感じる。お風呂に入りたい」と笑顔。屋外は氷点下20度近かったが「ずっとエアコンで22~23度だったので、こういう冷たい空気はいいですね」と話した。医療チェックを受けるために近くのテントに運ばれるまでの間も終始笑顔だった。
古川さんは東大病院の外科医出身。1999(平成11)年に宇宙飛行士に選抜され、12年間の訓練生活を経て今年6月、ソユーズで初の宇宙飛行に出発した。
ISSに長期滞在した日本人は若田光一さん(48)、野口聡一さん(46)に次いで3人目。日本人として最年長で初の宇宙飛行に臨み、1回の飛行での宇宙滞在としては日本人最長の167日と6時間を記録。来年に星出彰彦さん(42)、2013(同25)年には、若田さんがそれぞれ長期滞在する予定。
滞在中は、各種の実験を精力的にこなした。科学実験に加え、将来的な火星の有人探査もにらみ、宇宙環境が人体に与える影響を調べる医学実験に、医師の経験も生かして重点的に取り組んだ。
また、8月には、ロシアがISSへ物資を運搬する無人宇宙貨物船「プログレス」の打ち上げに失敗し、帰還に支障が出る可能性も取り沙汰された。
■「日本人の誇り胸に」東北激励
古川聡さんは国際宇宙ステーション(ISS)から、多忙なスケジュールの合間を縫って東日本大震災の被災地に励ましの言葉を贈り続けた。学生時代に三陸地方を旅行した経験がある古川さんは、妻の恵子さんが福島県いわき市出身ということもあり、被災地への強い思いがあった。
7月、福島青年会議所が要望したビデオメッセージの収録を快諾。日本実験棟の名称「きぼう」の3文字が染め抜かれた青いのれんを手に「福島の工場で作られた、とても品質の良いのれん。このような製品を作られているので、今まで以上に力強く復興されると信じています」と激励した。
収録を企画した同会議所の阿部友弘さんは「『自分にできることをやる』という(古川さんの)言葉に励まされた」と振り返る。
10月には津波で壊滅的な被害を受けた岩手県大槌町と無線で交信し、小学生に語りかけた。
町立吉里吉里(きりきり)小教務主任の千葉英悦さんは「すごく優しい話し方だった。子供たちが星を見上げるきっかけになり、元気が出たと思う」と話す。
一方、古川さんはツイッター(短文投稿サイト)での情報発信にも積極的で、大震災だけでなく、大洪水に見舞われたタイの様子も宇宙から撮影し「早く回復できるよう、お祈りしております」と書き込んだ。
また、帰還前の11月21日には、ステーションから撮影した富士山の写真とともに「富士山は日本人の心。日本人としての誇りを胸に、いよいよ地球に帰還します」と投稿した。
連続滞在167日には、日本人として最長の記録だそうです。
167日は5ヶ月と半月、6ヶ月弱と言って良いでしょうか、これだけの長期の滞在となると、人体には様々な影響が出る可能性があります。
もっとも良く知られている現象としては、無重力状態で長期間過ごすと、骨からカルシウムが流れ出てしまうとされます。
これは骨に重力というストレスが掛かっていない為のようです。筋肉も常に重力によるストレスが掛かっていない為、筋肉は弱くなる事が知られています。
無事に戻って来られたのですから、そう言った研究にも邁進して頂きたいと思っています。
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