石野真琴のなんでもあり?

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ボイジャー1号、太陽系脱出

2013-09-26 23:59:59 | 趣味
 【ワシントン=行方史郎】1977年に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)の探査機「ボイジャー1号」が12日、人工物体として初めて太陽系を完全に出たことが確認された。米アイオワ大とNASAの研究者らによる観測データの分析で、陽子などからなる「太陽風」の届く領域を2012年8月に抜け出たと認定された。
 ボイジャー1号は現在、太陽から約187億キロ付近を時速約6万キロの速度で飛行中。すでに太陽の重力圏からは出て、太陽からの陽子なども劇的に減り、後は「太陽風の届く範囲を超えた」と、どのように認定できるかが焦点だった。
 米科学誌サイエンス電子版に12日発表された論文によると、太陽系から抜け出れば、宇宙を飛び交う宇宙線に由来する電子などの密度が急上昇すると考えられる。今春に送ってきたデータから電子の密度を分析したところ、太陽系外の恒星間に広がる「星間空間」で想定された値にすでに達していた。逆算すると、昨年8月25日ごろに太陽系の末端を通過したとみられるという。朝日新聞社

 人類の夢と言って良いでしょう。人類が作った物体、人口飛行物体がこの太陽系空間を抜けて、太陽系外空間(太陽系中間空間)に達した模様です。
 記事にもありますが、太陽系空間と言ってもその定義は非常に難しく、本来なら太陽重力の影響が無くなった空間ですが、「ボイジャー1号」が達した空間では、もはや太陽重力の観察もほぼ意味が無くなっているはずです。
 水・金・地・火・木・土・天・海・(冥)は、太陽から順に惑星を並べたものですが、この海王星または(冥)(冥王星は準惑星)の向こう側には、カイパーベルト(冥王星も含まれる)があり、その向こうには散乱円盤天体、そして彗星の巣とも言われるオールトの雲があるとされます。
 カイパーベルト、散乱円盤天体、オールトの雲と言っても、ボイジャー程度の人工天体が中に浮いた天体に衝突する確率は余りにも小さく、岩石の近くを通過して重力を感知する可能性もほぼ無いと言えるようです。
 オールトの雲を越えれば、太陽系を抜けたとも言えますが、これもなかなか・・。

 現代の技術で「ボイジャー1号」を越える高速人工天体を打ち出す事は可能ですが、しかし太陽系の果てや太陽系外空間へ送るにしても、観測する対象が無いのも事実だと思います。

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