石野真琴のなんでもあり?

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柔道部練習後に高1死亡

2012-01-31 23:59:59 | 趣味
 名古屋市で昨年6月、市立高校1年の男子生徒が柔道部の練習中に頭を打ち、翌月に死亡していたことがわかった。
 事故を受けて市は、柔道部を持つ市立高で外部講師による巡回指導を始めるなど再発防止に乗り出した。新年度から中学1、2年の体育で、柔道などの武道が必修化されることもあり、男子生徒の遺族は「事故の教訓を共有する仕組みを考えて」と訴えている。
 市教育委員会などによると、亡くなったのは同市瑞穂区、倉田総嗣(そうし)さん(15)。昨年6月15日、部員同士で練習中、大外刈りで畳に後頭部を強打。その後、意識を失い、救急車で病院に運ばれて緊急手術を受けたが、7月23日、急性硬膜下血腫で死亡した。練習場には当時、部員と顧問の40代男性教員の計10人がおり、倉田さんら6人が組み手の練習中だった。
 倉田さんは身長約1メートル60、体重約50キロ。中学では美術部に所属していたが、「体を動かしたい」と高校では自ら柔道部を選んだという。
 同高は、倉田さんの家族の意向や他の部員への影響に配慮して公表を控える一方、事故直後から原因調査を実施した。その結果、新入部員には受け身を集中的に学ばせており、指導方法に大きな問題はなかったが、安全策の強化は必要と判断。顧問教員に柔道の経験が少ないことから、有段者で元顧問だった教員OBを外部講師として招く回数を年26回から66回に増やし、顧問だけの時は筋力トレーニングなどを中心にして、投げ技の練習はOBがいる時に限定するよう見直したという。
 また、市教委も安全策を徹底。市立高4校に外部講師を派遣して受け身の意味と正確な取り方、頭部外傷の起きるメカニズムなどの指導を始めた。さらに、18日には教員向けの安全指導講習会を開く予定で、中学で武道必修化が始まることを踏まえ、全ての市立中学(109校)と高校(定時制含め16校)に最低1人の参加を義務付けている。

 新入部員に受け身を集中して学ばせているそうなので、一般的な指導方法としては正しいと思います。
 自分が知る限りでは、高校の柔道部に入部した柔道の素人に対しては、まず3ヶ月程度は集中して受け身を学び、同時に筋トレの1つとして首上げと呼ばれる首を鍛える練習を行います。
 受け身と同時に首を鍛えるのは、受け身をしっかり取る為なのです。
 受け身というのは、投げられた時に身体の弱い部分や重要な部分を守る事が肝要で、特に頭を守る事が重要です、そして頭を守る為には、首の筋肉が需要なんです。
 三ヶ月程度受け身を学んで後に、技のかけ方を学び、打ち込みと呼ばれる技のかけ方練習を行い、同時に乱取りと呼ばれる実戦形式の練習を行います。
 受け身というのは、柔道という競技の中で投げられたときに重傷となるような、打撃を受ける事を防ぐ事が目的ですが、受け身そのものを学んでおけば、事故などの時に頭を打たないとか、身体を守る事が無意識のうちに出来るようになるので、それが最大の目的なのです。

 この記事にある「大外刈り」という技は、勢いよく掛けられた場合には頭を打つ事があります、しっかり首を鍛えていれば頭を打たずに済ます事が出来るのですが・・。
 この少年は身長の割に体重が軽く、まだ柔道を始めて日が浅いと言う事ですから、先輩が力任せに大外刈りで投げて、それも投げ捨てるような投げ方の場合、首の筋肉が充分に鍛えられておらず、頭を強く打つ可能性があります。

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