石野真琴のなんでもあり?

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K2戦車用パワーパックの開発に失敗

2012-04-06 23:07:16 | 趣味
 韓国軍の次世代型戦車K2(通称・黒ヒョウ)のパワーパックが最近実施された試験評価でまたも技術的問題を露呈したことが、29日までに分かった。パワーパックとは、エンジンと変速機を一体化した重要なパーツだ。
 韓国軍消息筋は29日「最近、韓国国内の技術で開発されたパワーパックの試験評価が行われたが、冷却ファンの速度制御、冷却試験の最大出力、加速性能の3項目で韓国軍が要求する性能を満たせず、技術的欠陥の原因究明にも失敗したようだ」と語った。これにより、来月2日に国防部(省に相当)で行われる防衛事業推進委員会では、K2戦車の初生産分100台(全200台)に搭載するパワーパックをドイツから輸入する案が検討されるものとみられる。
 ある防衛産業関係者は「ドイツからパワーパックを輸入する決定が出ても、別途に運用試験評価をパスしなければならない。輸入の納期日程などを考慮すると、K2戦力化の時期は2014年以降にずれこまざるを得ない」と語った。韓国製パワーパックの開発には、これまでに約1200億ウォン(約87億円)が投入されたという。

 中国にしても韓国にしてもですが、ノウハウの蓄積がない限り、そう簡単に開発出来る装置やシステムに対して、短時間に開発出来ると思いこんで開発している・・そんな傾向があるような気がします。
 その辺、日本という国はどういうわけか、その辺はある程度割り切っていて、しばらく輸入して使用しながらノウハウを蓄積し、その結果としてそれ以上の装置なりシステムを開発してきたように思えます。
 日本の場合だとまず輸入して使用し、それを国内で開発してきた物としては、例えば車の内燃機関、ハイブリッドシステム、新幹線システム等々が上げられます。ロケットにしても同様のように思われます。

 日本の戦車の場合は、その主砲である20ミリ滑空砲は、世界でも特に優れた技術が蓄積されているとされています。
 日本の場合、武器関連の開発は戦前と戦後で全く切り離されている部分があり、なかなかそのノウハウが無いと言って良いはずです。
 韓国にしても、高性能な戦車の開発は急務ですが、自国内で全てを賄うのは不可能であることを認識して、他国のノウハウを取り込む努力をするしかない・・・と思われます。

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