小栗判官祭り（その４）

　石野真琴は筑西市（旧協和町）まで車で行く場合、その行程をおおよそ３時間と踏んでいた。当初の予定で言えば自宅から外環道大泉、練馬インターチェンジまで約３０分、大泉から谷和原まで約５３キロ４０分、谷和原から国道２９４を北上して１時間半から１時間５０分ぐらい。
　現地に９時に到着するとすれば、朝６時に出発する必要がある。しかし、祭りに参加する訳ではないので、現地到着は１０時から１１時ぐらいで充分であると考え、７時ぐらいに出発しようと考えていた。
　しかし、朝起きるのが辛く、結局７時半頃に家を出発する事になった。それでも順調に富士見街道を走って外環道大泉ＩＣへ向かう。
　この時石野真琴は、行きはカーナビに全て任せようと考えていた。
　三郷ＪＣで間違って高速道路を降りてしまった。本来ならそのまま常磐自動車道路への分岐を抜けるのであるが・・・。しかし慌てずそのまま常磐自動車道路を目指すと、ほんの数１００メートル一般道路を走っただけで、常磐自動車道路に乗り込む事が出来た。ここで大失敗すると、えらい事になるから気を付けないと行けない
　カーナビの言うとおりに走ると土浦北ＩＣで降り、一路筑波山を目指す事になった。この道が近いのであろうか・・・謎である
　筑波山の中へ入り込み、やがてケーブルカーと言う看板が見えてきた。こうなると、筑波山の山頂を目指してケーブルカーに乗ってみようと考えた。
　結局、市営の無料駐車場に車を止めてケーブルカーを目指して歩いた。けっこう遠い。もっと近い場所に車を止めても良かったのだが、全く知らないだけに遠い駐車場に車を止める事になる。