帰りがこんな時間となると・・・。なにも書けませんね。
戸隠へ(その4)
石野真琴はまず立ち寄った「上里SA」の吉野家で、朝食として豚丼を食した。
吉野家は牛丼で有名なチェーン店であり、石野真琴も何度も牛丼や朝定食を食べる為に足を運んだものである。前の会社では、金曜日に徹夜で麻雀をやった翌日の土曜日は、吉野家の朝定食あるいは、松屋の朝定食と言うのが決まり事であった。
また、夜中に腹が減ると近くの吉野家に、牛丼を食べに行ったものである。
吉野家は全国チェーンの牛丼屋、松屋はたぶん東京近郊だけの牛丼チェーン店である。松屋は吉野家と同じ牛丼の料金で味噌汁付き、そして多種の定食がある事で人気の店で、特に西武線や中央線沿線には数多く出店している。
石野真琴の思うに牛丼としての味は、吉野家の方が優れている。松屋は定食が美味しいからそれをよく食べた。
しかし、例のBSE騒動以来、「吉牛」はごく一部の店舗でしか食べられなくなったそうだ。「吉牛」と言うのは吉野家の牛丼と言う意味である。
石野真琴は吉野家の「豚丼」には興味があったのだが、食べに行くチャンスが無く、そして豚丼はあまり旨そうに思えなかったので、これを食べなかったのである。
さて、はじめて食べた吉野家の「豚丼」であるが、これは食べられなくはないが、決して旨くて、何度も食べたいと思うものではない、と思った。
これでは吉野家の収益が減るのも当然であろう、豚丼と言っても石野真琴が作る場合は「ショウガ焼き丼」か「焼き豚丼」である。
「ショウガ焼き丼」はショウガ焼きを作って御飯の上に乗せるもので、「焼き豚丼」はエバラの焼き肉のタレのような市販のタレを用いて作った焼き肉を飯の上に乗せ、その上にタレを掛けて食べる。牛肉より豚肉の方が好きな石野真琴としてはちょっと残念な結果ではあるが・・・。
吉野家の「豚丼」は牛丼風のタレで豚肉を煮たものを、御飯の上にかけて食べる物である、このタレは醤油ベースのタレで牛丼と一緒に近い。
しかし、豚肉と牛肉ではその脂肪の良さが違う。牛の脂肪は牛丼風のタレと良くマッチするが、豚の脂肪はあのタレとは余り合わない、充分に研究したのだろうけど、やはり牛丼の代用品であることは間違いない。
石野真琴は何でも食べるし、それほど味にうるさくない人間である。その石野真琴がそう思うのだから、別の売り物を見つけないとかなり厳しくなると思う。カレー丼とか鶏丼とか試験的に売り出していたが、あまり評判にはならなかった。
吉野家のような店は、注文を受けてから御飯を丼によそって、その上に具を乗せて出す方式であるから、一人あたりの手間を短くして安く提供できる秘密で、てまを掛けていては儲からない。そこであの方法になったのだと思うが・・・。
もう次期アメリカからの牛肉輸入解禁となる公算が高く、吉野家を始めとした牛丼屋の株は急上昇中だそうである。
牛肉の安全を誰が保証してくれるのであろうか。アメリカか?、日本政府か?
豚丼と味噌汁を注文した。吉野家の味噌汁は相変わらず粉末を溶かしたようなもので、化学調味料の味がする特製のものである。
戸隠へ(その4)
石野真琴はまず立ち寄った「上里SA」の吉野家で、朝食として豚丼を食した。
吉野家は牛丼で有名なチェーン店であり、石野真琴も何度も牛丼や朝定食を食べる為に足を運んだものである。前の会社では、金曜日に徹夜で麻雀をやった翌日の土曜日は、吉野家の朝定食あるいは、松屋の朝定食と言うのが決まり事であった。
また、夜中に腹が減ると近くの吉野家に、牛丼を食べに行ったものである。
吉野家は全国チェーンの牛丼屋、松屋はたぶん東京近郊だけの牛丼チェーン店である。松屋は吉野家と同じ牛丼の料金で味噌汁付き、そして多種の定食がある事で人気の店で、特に西武線や中央線沿線には数多く出店している。
石野真琴の思うに牛丼としての味は、吉野家の方が優れている。松屋は定食が美味しいからそれをよく食べた。
しかし、例のBSE騒動以来、「吉牛」はごく一部の店舗でしか食べられなくなったそうだ。「吉牛」と言うのは吉野家の牛丼と言う意味である。
石野真琴は吉野家の「豚丼」には興味があったのだが、食べに行くチャンスが無く、そして豚丼はあまり旨そうに思えなかったので、これを食べなかったのである。
さて、はじめて食べた吉野家の「豚丼」であるが、これは食べられなくはないが、決して旨くて、何度も食べたいと思うものではない、と思った。
これでは吉野家の収益が減るのも当然であろう、豚丼と言っても石野真琴が作る場合は「ショウガ焼き丼」か「焼き豚丼」である。
「ショウガ焼き丼」はショウガ焼きを作って御飯の上に乗せるもので、「焼き豚丼」はエバラの焼き肉のタレのような市販のタレを用いて作った焼き肉を飯の上に乗せ、その上にタレを掛けて食べる。牛肉より豚肉の方が好きな石野真琴としてはちょっと残念な結果ではあるが・・・。
吉野家の「豚丼」は牛丼風のタレで豚肉を煮たものを、御飯の上にかけて食べる物である、このタレは醤油ベースのタレで牛丼と一緒に近い。
しかし、豚肉と牛肉ではその脂肪の良さが違う。牛の脂肪は牛丼風のタレと良くマッチするが、豚の脂肪はあのタレとは余り合わない、充分に研究したのだろうけど、やはり牛丼の代用品であることは間違いない。
石野真琴は何でも食べるし、それほど味にうるさくない人間である。その石野真琴がそう思うのだから、別の売り物を見つけないとかなり厳しくなると思う。カレー丼とか鶏丼とか試験的に売り出していたが、あまり評判にはならなかった。
吉野家のような店は、注文を受けてから御飯を丼によそって、その上に具を乗せて出す方式であるから、一人あたりの手間を短くして安く提供できる秘密で、てまを掛けていては儲からない。そこであの方法になったのだと思うが・・・。
もう次期アメリカからの牛肉輸入解禁となる公算が高く、吉野家を始めとした牛丼屋の株は急上昇中だそうである。
牛肉の安全を誰が保証してくれるのであろうか。アメリカか?、日本政府か?
豚丼と味噌汁を注文した。吉野家の味噌汁は相変わらず粉末を溶かしたようなもので、化学調味料の味がする特製のものである。
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