台風５号

　今年は８月になろうと言うに梅雨明けしない為か、７月に続いて台風６号が日本列島に接近しています。普通の７月～８月であれば太平洋高気圧が日本列島の上空に張り出していて、出来た台風は太平洋高気圧に阻まれて日本列島に接近出来ないのですが、今年は太平洋高気圧の張り出しが無い為か、台風は太平洋高気圧の縁に沿って移動すると、そこに日本列島があると言った感じで、台風が接近しているように見えます。
　さて日本では台風１号とか２号と、その年に発生した順に号数が付きますが、台風には名前があります。２０００年以前はカスリーンとかジューンとか、アメリカの女性名でした。しかし２０００年からはアジア名となりました。
　各国と地域名で２８、第１群から第５群までの１４０の名称があります。
　この名称を順繰りに付けていくわけで、２０００年の台風１号がダムレイ（第１群の最初の名前）で第１群の２８まで名前が付けられ、次に第２群となって１４０個の名前が付いて、また第１群の第１名に戻ります。
　今回の台風は第２群第５、日本名で「ウサギ」だそうです。
　日本名だけ見ると、テンビン、ヤギ、ウサギ、カジキ、カンムリ、クジラ、コップ、コンパス、トカゲ、ワシで、いずれも星座の名前だそうです。
　今回の台風ですが、速度にして時速１５キロメートルで日本列島に接近中ですが、もう少し接近すると加速を始めると思います。そう考えると今の予想より早まるので、８月２日から３日前後に日本列島を通過していきそうな感じです。遅くとも３日から４日の午前中ぐらい、これは予報円通りですけど・・・。
　ここ数年の日本列島の季節は、何かおかしいような、何処か狂っているような気がしています。夏になると太平洋高気圧が張り出して・・・・。このような気象は実に微妙なバランスによるもので、わずかな気温上昇によって高気圧の張り出し位置が変わる事もあり得るのです。
　一昨年は８月の１５日の上越へ行く時、白石や会津を通りましたが、激しい雷雨が降りました。新潟では集注豪雨だったとか。
　去年の８月１日は、何か涼しかった、肌寒いと言った記憶があります。夏のこの時期、肌寒いと言う事はまずあり得ません。暑くない程度ならあり得ますが・・・。

　東電が地震による原子力発電所の停止により今年の最終利益を、当初予想の3100億円から前期比78．2％減の650億円に大幅下方修正したそうです。これは原子力発電所を停止して、火力発電所による代替発電を行い、その為の燃料費などのコストが大きい為だそうです。
　しかもこの金額には、原子力発電所の復旧の為の予算は組んでないと言う事で、柏崎刈羽原力発電所を復旧させるとなれば、さらに大きな予算が必要でしょうから、東京電力の利益は相当に圧縮されると思われます。
　東京電力の利益が圧縮されるという事は、それだけ税収が減るわけで、それも厳しい事になるかも知れません。