石野真琴のなんでもあり?

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1号機燃料85%超落下

2011-11-30 22:11:13 | 趣味
 東京電力福島第1原発1号機で、炉心溶融(メルトダウン)によって原子炉圧力容器が破損し、85%以上の核燃料が原子炉格納容器に落下したとの解析を、経済産業省所管のエネルギー総合工学研究所が30日発表した。東電の解析でも相当量の核燃料が格納容器に落ちてコンクリートを最大65センチ浸食したと推計した。核燃料は格納容器の外に漏れていないが、事故の深刻さを改めて示す結果で、政府や東電は廃炉作業などに活用する。
 同研究所は、詳細に原子炉内の状況を追跡できる計算プログラムを使用し、核燃料の損傷状態を試算した。
 その結果、1号機では地震による原子炉の緊急停止から5時間31分後に核燃料の被覆管が壊れ、7時間25分後に圧力容器の底が破損。核燃料の85~90%が格納容器に落下したと算出された。2、3号機でも約7割の核燃料が溶けて格納容器に落下した可能性があると推定した。
 また、東電は別の方法で解析。1号機では、溶け落ちた核燃料の量は不明だが、「相当な量が落下した」とした。2、3号機も一部の核燃料が落下したと推定。いずれも落下した溶融燃料が格納容器の床のコンクリートを溶かして浸食する「コア・コンクリート反応」が起き、1号機では最大65センチ浸食した。床から格納容器の鋼板までの距離は最短1.02メートルで、最悪の場合、鋼板までは37センチしかなかったことになる。ただし、格納容器の下には厚さ7.6メートルのコンクリートがあり、地盤には達していないとしている。
 一方、2号機での浸食は最大12センチ、3号機で同20センチと推計した。
 今回の解析について、岡本孝司・東京大教授(原子力工学)は「かなりの燃料が格納容器の底に落ちているとしても水につかって冷やされている。今後の作業のために、情報を集めて解析精度を上げる必要がある」と話す。【河内敏康、西川拓】

 既に原子炉格納容器の一部が破損している(放射能汚染水が漏れている)事が確実なので、融けた燃料の一部が原子炉格納容器を破損させている可能性は充分にあり得ます。しかし・・その割には温度がかなり低いようなので、原子炉格納容器の何処が破損しているのか、それが判明しない限り・・何とも言えない状況じゃないかと思われます。
 原子炉格納容器は鋼板製の容器で、これが破損した事は間違いなく、破損した原因は地震と燃料によるとしか考えられません。
 地震によるとすれば、振動により接続部が緩んでいる・・・と言う可能性ですが、これも実際に見ない事にははっきりしません。
 もし、ロボットが使えるなら1~3号機の格納容器について、詳細に漏れヵ所を調べるべきでしょう。

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