石野真琴のなんでもあり?

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システム停止問題 ネズミの感電が原因か

2013-04-08 23:59:59 | 趣味
 福島第1原発で停電が起きて、冷却システムが停止していた問題で、電源盤の内部の壁などに黒い焦げ跡があり、ネズミが感電し、ショートさせた可能性があることがわかった。
東京電力は、会見で「(電源盤の内部に)小動物が落ちていることがわかりました」と語った。
 東京電力によると、冷却システム停止の原因とみられている3号機・4号機の仮設の電源盤7つのうち1つで、ケーブルなどを接続する端子と壁に焦げ跡があり、黒くすすけていたという。
 またその下では、ネズミのような小動物が死んでいたこともわかり、端子の間にネズミが入り、感電したことで、電源盤がショートした可能性もあるみて、さらに調査を進めている。

 仮設の電源盤なので、小動物(この場合はねずみ)が入り込んで、電源端子をショートさせる可能性は十分にあります。これは仮設でなくともあり得ます。
 小動物が何処から入り込むかと言えば、進入経路は通常、電源盤の下側、ケーブルが入り込む場所です。
 小動物として問題となるのは、「ねずみ」だけでなく「ヘビ」があります。電源盤の内部は風が通らないので外部に比べて雨風を凌げますし、電源盤とは言え僅かに電気を使っているので、熱を発生させています。この中はそれなりに暖かいのです。変温動物である爬虫類には格好の冬眠場所と言えます。
 ほかにもムカデやヤスデ、テントウムシ、ゴキブリ等々が侵入してくる可能性はあります。
 仮設ではない電源盤の場合は、ケーブルを入れる場所には布の袋状の物を取り付け、この袋を閉じて小動物の侵入を防ぎます。また、ケーブルの侵入口は本来は粘土で固めます。
 通常はまずあり得ないのですが、小さな昆虫が侵入してくるような場合、この袋状のものでは防げないので、ケーブルの入り口と出口を粘土で固める必要があるわけです。
 仮設、それもトラックの荷台に載せたままでケーブルを接続したような電源盤では、このような対策はほぼ取っていないので、小動物がその中に入ってくる可能性は十分にあり得るのです。

 福島第一発電所は、これから40年ぐらいが廃炉に必要なので、仮設から本設に変える必要があるのですが、その為には発電所内を整理したり、瓦礫を取り除く必要があり、なかなか手が回っていないのが実情のようです。

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