石野真琴のなんでもあり?

多趣味な石野真琴が、普段感じている事、将棋、祭り、甲冑等々、趣味の内容を描きます

「NHK 外国語使いすぎ」

2013-07-06 23:59:59 | 趣味
 ■リスク・ケア・コンシェルジュ…
 NHKは放送番組や番組名で外国語を使いすぎるのをやめるべきだ-。こんな訴えが名古屋地裁であったことが26日、明らかになった。外国語の乱用で内容を理解できず、精神的苦痛を受けたとして、71歳の男性がNHKに対し141万円の慰謝料を求めたこの裁判。公共放送NHKのカタカナ言葉使用に一石を投じる形となった訴えを、司法はどう判断するのか。
 「カタカナで表記すると意味が変わるのか。普遍的な報道に、見栄えや格好良さを求める必要があるのか」。こう話すのは、提訴した岐阜県可児市の任意団体「日本語を大切にする会」で世話人を務める高橋鵬二さんだ。
 訴状では、NHKが番組内で「リスク」や「ケア」など、外国語を使わなくても表現できる言葉を多用しており、番組名にも「BSコンシェルジュ」「ほっとイブニング」など外国語を乱用していると主張。視聴者の大部分が理解できる言語で製作されておらず、憲法で保護された知る権利や幸福追求の権利を侵害しているという。
 また、「NHKは国家機関が関与する公共放送で、広範囲で視聴できるため影響力が強い」と指摘。公共性の高いNHKが日本語を軽視する姿勢にも強い疑問を呈している。高橋さんは一昨年末、NHKに公開質問状を提出。しかし、回答がなかったため、訴訟に踏み切ったという。
 平成14年から18年まで行われた国立国語研究所の『「外来語」言い換え提案』に関わった鳥飼玖美子・立教大特任教授=言語コミュニケーション論=は「新しく導入される外国語は増加傾向にある。さまざまな文化を取り入れる日本語の利点は残しながらも、あらゆる世代が理解できる言葉を選び、残していくべきだ」と話す。
 特に、高齢になって利用機会が多くなる福祉分野や医療分野で外国語が多用される傾向があるといい、「公共放送だからこそ、外国語やカタカナ語が苦手な少数派の意見に配慮してほしいと考える男性の心境は十分理解できる」という。
 一方、NHKは「訴状の内容を確認していないため、コメントを差し控える」としている。

 日本語だけでなく、言葉と言うものは成長または変化し続けるもので、この71歳の男性がカタカナ語が理解出来ない・・・としても、それは本人にも責任の一端があり、NHKを提訴するとかしないとか・・そう言う問題ではないと思います。
 例えば明治維新の時、薩長幕府は標準語として江戸の花柳界の言葉を採用しました。一般の侍や町民からみて、ややげすな言葉であった「~です。」がこの時に採用されました。
 日本語は変化の少なかった江戸時代250年でも、随分とオランダ語から発生したとされる外来語を、多数取り入れて成長しました。「しゃぼん」「ガラス」「エレキ」「チーズ」と言ったもので、それまでの日本語では説明し難い、あるいは文字数を多く使用する言葉等です
 今の言葉はその大半が若者言葉が起点となっている例が多く、ある年代以上になると判らない、判りにくい事はあります。英語教育を受けていなければ、英語から日本語となった言葉も、理解出来ない事は間違いありません。
 しかし、この社会に生きていく以上、それらの言葉を覚えて行くしか方法は無いのかも知れません。

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