石野真琴のなんでもあり?

多趣味な石野真琴が、普段感じている事、将棋、祭り、甲冑等々、趣味の内容を描きます

佐世保の人工降雨実験修了

2008-02-15 23:59:59 | 趣味
 本日の東京地方の天候は快晴でした。都心部の最高気温は8度、最低気温は2度。三多摩地域の最高気温は10度最低気温は氷点下1度でした。明日も晴れますが寒さは同じような感じです。

 神世の時代から雨乞いは、日本全国で何百、何千回と行われてきたと思いますが、その内で何回が成功したのか判りませんが、国内では人工降雨実験が行われたそうです。今回は給水制限が続く佐世保市の依頼を受けた九州大の研究チームは、13日に2回目の人工降雨実験を行った。、平戸上空で雲に液体炭酸を散布し雨を降らせる計画だが、適当な雲がなく散布を断念したとの事です。液体炭酸とありますがこれは二酸化炭素を冷やした液化二酸化炭素、ドライアイスの事だと思います。
 過冷却水と言う言葉を御存知でしょうか、過冷却水と言うのは0度以下まで温度の下がった水を示します、水は0度以下でも凍らない事があるのです。雲の上層部には上昇気流によって過冷却状態の水が漂っているとされ、これが大きな氷となって地表面に向かって落下し、途中で融けた物が雨であると考えられます。
 過冷却水は衝撃を受けたり、氷の核となるほこり等と結ばれると氷となります。液化二酸化炭素を撒くのは、この過冷却水を凍らせる一つの手段で、もっとも環境に影響が少ないからであると言えます。
 こう言った実験は、実は結構あちらこちらで行われています。東京都の水瓶である小河内ダムの近くには、人工降雨実験用の建造物があって、やはり液化二酸化炭素、ドライアイス出す施設が作られています。
 原理は先に説明しましたが、雨が降りそうで降らない雲があって、初めて可能となるのがこの人工降雨です。
 例えば日本に接近してきそうな台風の勢力を弱める為に、その雲に向かって大量のドライアイスを撒いて、その雲を弱めたと言った話は聞きません。原理通りならそれも可能なはずなんですが、勢力が弱まらずに拡大した場合に責任の取りようが無く、実際に行う事は出来ないのかも知れません。

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