今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

技術士とは何だの巻

2006年04月26日 | 日記・エッセイ・コラム

 長い間ご無沙汰の先輩が職場に訪ねてきた。いとも簡単に技術士を取得したらと言った。碁の定石ですらどんどん忘れている。その上、昨晩飲んだ店の名前も思い出さないときている。酒で頭がウニ状態でおまけに60近いんだぜ。資格を目指して頑張っている連中に悪いよ。

 とはいえ、そろそろリタイヤ後に役に立つ資格でも取ろうかとは思ってはいた。一級土木施工管理技士、測量士はとっくに取得済みだし、昔受けた第一種情報処理技術者試験も合格してる。どれもこれもあんまり実質的でない。ぼけ防止と第二の人生を考えるとビル管理か土地家屋調査か一級管工事あたりでもと思っていた矢先、名前が貸せる技術士もまんざらではなさそうだとのヨコシマな考えがよぎる。その気になりゃあ酒も少しは減らせて休肝日も作れそうだ。

 早速、試験はどの程度のものかと一杯飲んで晩飯食って、アキバのヨドバシの本屋へ。本棚から受験参考書を取り出し、小1時間の座り読み(ここは本棚の前に椅子がある)。

 試験内容は数字の暗記は必要がなさそうだ。総合判断能力と実績中心のようだ。専門分野の初っぱな10問ばかりやって9問正解だった。生業の知識はまんざらではない。まだ頭は酒で腐り切ってはなさそうだ。   

 ただ、新制度で合格しても技術士補というらしい。どうやら、どんなベテランも四年の奉公期間が必要という訳の分からん制度になったのが解せない。 ご奉仕期間のない旧制度の技術士試験に駆け込みで受かった連中に四年間お使いしろというのか?バカバカしい。

 定年後の技術士補の爺さんを4年間面倒見てくれるとこがあんのかね。酔狂なとこがあるとしても晴れて技術士なったら60半ばだ。ベテランの活用技術の継承だとかなんだとか言ってる割にはお国のやってることは小泉と同じでトンチンカンだ。何はともあれ時間の無駄っぽいので「やぁ~めた」。毎晩、居酒屋で微生物の醸す発酵科学でウダ上げてたほうがいいか。

 追:後日訂正・・実務経歴が相当と認められれば、翌年でも二次試験に合格すれば技術士になれるそうだ。当たり前だ!!

 


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