近頃の花見、墨田川、上野等々有名な花見処はあるが、何処もかしこも花見の目線は上がるばかり。桜見物も上を見上げての歩き通し、首が疲れてかなわない。子供に取っちゃあ将に高みの花。
子供の目線で花見が叶うのは、隔離された御苑の中など、尊いお方のご子息だけだろう。庶民のガキはせいぜい首を痛くして、桜とは尊く高くあるものとの記憶だけ。
先日、某浄水場の年に一回の見学会のお手伝い。桜は八分咲き、それでも実に見事な桜並木に見学者は大感激。特に子供達の目線で桜の花と蕾の群落を目のあたりにして感激、大はしゃぎ。年に一回の市民開放のイベント。普段は浄水場、衛生上未開放の所以。如何に日常の木の保全が必要と実感。
見学会も大過なく終了し、帰り道の真間山下のバス停で降車。仲間6人とブラブラと弘法寺の「伏姫桜」を見る。樹齢400年のしだれの一本桜の古木。見事に咲き誇り周囲を圧倒している。手古奈霊堂で手を合わせ市川駅までの道には真間川の桜も見所だった。
雨がポツポツ降り始めた頃、市川駅前に到着。帰るはずがない。4時頃からやっている飲み屋を探し、たどり着いたのが駅から2分ばかりのビルの二階の「神田っ子」。夜は割烹らしくグレードはちょっと高めだが綺麗な店である。静かな店内でビールで乾いた喉を潤し、刺身の盛り合わせと芋焼酎を注文。店員さん(店長かも?)がちょくちょくサービスに来る。ちょっと落ち着かないか。しかし、いい雰囲気の店でした。
見学会ではNHKのレポーターのお姉さんからテレビ取材。夕方の首都圏ネットワークで放送するとのこと早く帰って見たいが飲み会優先。飲み屋でワンセグで見ることに。じっと小さい画面を凝視するが、残念ながら高校野球でつぶれてしまった。この手のレポートの再放送は期待できないので諦めました。