今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

本八幡「とちぎや」、アキバ「いちえ」

2006年04月09日 | お酒

 4月に入って早々の3日、千葉方面で二次会の連中と別れ、ひとり本八幡駅北口の市川市役所への中路地半ばの「とちぎや」へ。かれこれ2年ぶりだ。変わらないご主人と女将の二人でやっている店。常連さんも昔のままのようだ。

 一次会は八幡会館の宴会料理を、注がれることを避けるため焼酎で我慢していた。日本酒を飲みたい気分で、あじ刺500円と大徳利700円を注文。数年前は中通りの「とちぎや」と言えば八幡の飲んべいには結構知られていたものだ。時期が悪いのか、不景気のせいか以前ほど店の中がワンワンとした活況感はない。カウンターの中から出てきたご主人と雑談の後、アキバに気になる店ができたので1500円を支払い外に出る。

 アキバは昭和通りを渡り、上野方面へ2~3百メートル先の和菓子「岡埜栄泉」の角を入ってすぐの串どころ「いちえ」へ。2~3月前に開店した店で、洒落た赤の立てかけ看板の横、半地下の店に入る。9時半も回り先客は一組。細長い店には真ん中に5~6人掛けのカウンターとテーブル席が五個ばかりで20~30人ほどの店。

 テーブル席に若いカップルがいた。シェフ風の出で立ちのご主人の奥さんらしい人に勧められカウンターの正面に座る。日本酒もそこそこの品揃えだが焼酎の方が品数が多い。串の店ということで焼き鳥を注文する。串焼きはまあまあだが、鳥刺しはオリーブオイルとハーブで食べる。普通の焼き鳥屋とは趣を異にしている。お味のほうも親父酒場専門のオジンとしては中々味わえない物珍しさを抜きにしても旨いと感じる。塩、タレ以外にこういう味付けも、たまにはいいもんだね。創作焼き鳥屋的な感じである。値段も洒落てる割にはそこそこで親父居酒屋の値段と比べてもそんなに高くはない。

 10時ラストオーダーでもあることから、カップルが入ってきたころを見計らいお会計。串とあと一品、燗酒一合と焼酎の?割一杯で2千円半ばかとおぼろに記憶している。

 なにしろ、最近3軒目ぐらいから注文した品や勘定が烏鷺覚えになる。2~3日するとすっかり忘れている。このブログもそういえば寄ってたなと思い出しつつ遡って書くこととなった。仕方ねえか。