最近、秋葉原東口からヨドバシの店の中を北に抜け、富士ビルあたりをブラブラ散策しながら家路に帰ることにしている。ここら辺はアキバの中でも激変しているところだ。そんなわけで、飲み屋もどう変わったか興味があるので松永町あたりをブラブラ。
ヨドバシから至近距離、新しくできた大通りに面した路地に赤提灯「■■ちゃん」(後日別掲)があった。長い間住んでいながら気がつかなかったとは失態。前は滅多に歩くことがなかったところ、筑波EX開通で都市計画で大通りができたため、大通りを歩いていて初めて気付く。
あまりに小さい店、常連さんが多そうだが興味がある。ちょいとガラス戸越しにのぞくと10人も入ればいっぱいのカウンターだけの飲み屋。すでに賑やかそうに満席の風情。 ちょいとごめんなさいねとガラス戸を開け、カウンター越しの磯野貴理子?にちょっと似の美人の女将に、空(あ)いているかいと聞いた。 女将の返事より早く、常連さんが、ここに座わんなさいとカウンターのど真ん中に席を空けてくれる。有り難てぇこって。何故か、この店馴染めそうだ。
女将は母親から受けついでの2代目、一人で店を切り盛りするようになってから4~5年?ぐらいらしい。地元の出身で小学校は「お神」の後輩とのこと。初めて知ったとは、ますます、アキバのウォッチャーとして情けねえこった。
メニューはさほど多くはないが、しめ鯖360円、赤貝ひも刺し300円など刺身類は300~500円が4~5品。いいところだろう。酒は一種類づつの芋か麦の焼酎のお湯割りか水割り、日本酒、ビールも一種類。ボトルキープもなし。芋のお湯と言えば黙ってお湯割りを出してくれる。珍しくきわめてシンプルである。酒のうんちくなんぞ全く無縁な店で面倒くさくなくていい。
隣の常連さんも気さくだ。座るとすぐ話しかけてきた。店の常連さん仲間でゴルフコンペなどやっているそうだ。初めてにもかかわらず仲間に入んないかと勧められる。ゴルフはとうにご卒業のお神、その内とやんわり断る。初めての店、適当なところでお勘定。ビール大瓶一本、芋焼酎3杯、おでん3品、刺身2品でしめて2100円。
気楽に寄れそうな店である。
※ 「■■ちゃん」の店名前、女将の名前とどっちだったか分からなくなったので当分■■。