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今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

料亭の今?

2006年01月26日 | お酒

 週中から新年会の三連発。連ちゃんでお疲れの一週間であった。会場はというと元割烹料亭?今は宴会場「早坂」。中一日は別のところで(水)、(金)と同じところとなった。

 料亭は、バブル崩壊以来、交際費の削減や経費切りつめなどで社用族がガタ減りした上に、元々自腹でのお役所関係の宴会も各種手当てや給料の削減で余裕なし。必然的に安い飲み屋へと走ることとなった。結果、客離れで市内にあった料亭の数軒は廃業。今は華やかだった昔日の面影もなく、市場町の「萬菊」、中央3丁目の「はるのや」、そして「早坂」=「最上」ぐらいが何とか昔の客層を中心に営業している。

 その料亭も生き残りを賭けて、今は格式張ってなどいられず、大衆料金の宴会場へと衣替え。中身はホテルや気の利いた大きな居酒屋と大して変わらない。差別化は1~2品の料理に一寸の手間を掛けるか、その昔に客によっては金掛けた器を出してくれること。それとお姐さんを呼ぶのに多少は格好がつくことぐらいのことか。そういえば大事なことは〆の時間を過ぎても多少の無理は目をつむってくれること。

 料亭の低迷と大衆化に比例して、やたら騒々しい居酒屋が増えてきた。世の中、不景気になりゃあいたしかたない。客の飲み方も変わった。飲み放題とかが当たり前になってきた。飲む方も段取りするほうも楽な反面、酒にうるさい酒飲みにはちょっと困る。飲みたい酒が店のメニューにある場合なんぞ地獄みたいなもんだ。勢いまずい燗酒をがぶ飲みして翌日は苦労する。幹事さんも会費に少し色を付けて、ちょっとはいい酒を出すぐらいの気配りが欲しいもんだ。

 それにしても「早坂」で2日とも同じ仲居さん。てきぱきして愛想がいい。一緒に写真を撮ったが名前を聞くのを忘れちまった。残念。

 

 


「米百俵」が「株百分割」

2006年01月26日 | お酒

 日本酒は「純米酒」に限る。特に酒米に「五百万石」を使った酒が好きだ。この酒米で造った酒は口当たりがよく、冷やしても燗にしても口当たりが良く、ふくよかである。日本酒はいまいちという連中でも結構飲める。

 ところで米百俵で約6トン、酒にすると大凡のところ精米70%純米酒で約4000升の酒が造れる。かくも、もったいない大量の旨い酒が生みだされることとなる。

 そういえば、その昔、施政方針などという有り難い演説で「米百俵」と言っていたお偉いお方がいた。平民のあっしらなんぞには、米百俵などという有り難い話は高いとこの話で、ますますおかしな世の中になっている。税収の無い田舎で生活保護を受けらない人が大都市に移住しつづけているじゃありませんか。百俵の果実は一体どなたさんの懐に入っているんでしょうね。

 これからはやってもいない改革の総仕上げなどと、金貸しの元締めだった竹中某とホリエモンで三人で新しい國を作りましょうなどと言って、あっしら平民をたぶらかし、ホリ某がとっ捕まると、ありゃあ方便でしたなんて訳のわかんないことを言っている。  いつの間にやら、ブッシュさんのご機嫌取りに「米百俵」より総仕上げは「株百分割」が手っ取り早いってんで、ホリエモンと組んだんでしょうな。

 昔から株は薄めすぎるといけねえと是川銀三翁さんも言ってやした。株に絡んで人様に迷惑かけた小佐野、横井、光通信の重田、ろくな死に方はしてない。株をもて遊んじゃいけないよ。昔の爺いの話も聞いとけばよかったものを。

 酒の世界も、アルコールで薄めて「粉飾」しても判る奴には判るんですよ。薄めたやつは純米酒のように旨い酒にはならねえし、丹念に保存しても醸成して価値ある古酒にはならないんだよ。分かるかい。