2007年2月-2010年2月 石神の丘美術館ブログ

2007年2月から2010年2月の岩手町立石神の丘美術館の活動記録(現在は更新していません)

切り紙の花を咲かせよう

2007年02月27日 | ホール展示
美術館ホールのガラス窓に花が咲きました!
切り紙で作った花です。
写真でみると、まるで地面や階段から
紙の花がはえてきたように見えるかもしれませんね。



これまで美術館では、
「参加型・ホールの小さな展覧会」として
来館したみなさんに、
折り紙で雪の結晶や花をつくってもらい展示してきました。
つくりかたは、
折りたたんだ紙を、自由に切って、そっと開くだけ。

とっても簡単な作り方なのですが、
開いてみると、
思いがけず複雑な形が生まれていることもあり、
楽しいですよ。
こどもたちだけでなく、大人も夢中になっているみたいです。

今年も美術館ホールに、
紙やはさみ、作り方の紙などを用意しました。
みなさんに素敵な花をつくっていただき、
大きなガラス窓にはりたいと思います。
みんなで一足先に、春気分を楽しみましょう。

夕方になると、切り紙の花の影が美術館の床にうつり
これまたキレイですよ。

久保小学校

2007年02月21日 | 企画展示
今日は、岩手町立久保小学校の
3年生、4年生11名が来館しました。
みんなはちょうど社会科の授業で
自分達の住む地域のことを勉強しているんだって。

美術館の展示室で現在開催しているのは
「第8回岩手町埋蔵文化財展 岩手町の県指定史跡」。
「浮島古墳群」「仙波堤遺跡」「今松遺跡」
と岩手町にある3つの県指定史跡から出土した
遺物などを紹介する展覧会です。


久保小学校のみんなは、「浮島古墳」についての解説を聞きながら、
古墳から出土した刀(直刀)、鉄の矢じり(鉄鏃)、鉄製の腕輪(鉄釧)
などをじっくり見学していました。

古墳が昔のお墓だったってこと、わかったかな?
土器や刀など、実物をみてどう思ったかな?
ぜひ、これからの勉強に役立ててくださいね。

さらにみんなは、
ホールで開催中の「岩手町ふるさとかるた展」も見学して、
「かるたあそび」も楽しんだ様子でしたよ。



今回の展覧会の場合〈観覧無料〉ですが、展覧会が有料のときでも、
学校の授業等、教育課程に基づく教育活動の一環として美術館を利用
する場合には、申請書を提出いただくことで、町内・町外問わず、小
学生・中学生および引率者の観覧料金が免除になります。
(高等学校の場合は制限がありますので、お問合せください)
また、事前にご相談いただいた場合、案内や解説など、できるだけご
要望にお応えできるよう努めますので、ぜひご利用ください。


氷柱

2007年02月16日 | 四季折々
例年この季節になると、
美術館前の南の広場では
こどもたちがソリすべりをしたり、
雪だるまをつくる様子がみられます。

ところが、暖かく、雪の少ない今シーズン。
南の広場は芝生がむき出しのままの日が続いていました。
少し降っても、すぐとけてしまい、雪あそびができないのです。
雪のなかを転げまわるようにして遊ぶこどもたちの姿がみえないのは、
ちょっと寂しい気がしていました。

一昨日から岩手町では雪が降り続き、
今日はこんなに長い氷柱(ツララ)もできています。
南の広場も一面真っ白です。
雪遊びに出かけませんか。
電線がないので、凧揚げにもおすすめですよ。

とはいえ、暖かいので
雪は湿っていて
太陽が照るとどんどんとけてしまいそうな感じです。






岩手町の県指定史跡

2007年02月15日 | 企画展示
石神の丘美術館では、毎年2月から3月頃に
岩手町教育委員会が主催し、埋蔵文化財の展示を行っています。
これまで、「秋浦Ⅰ遺跡」、「豊岡遺跡」、
「黒内地区における縄文文化」などを紹介してきました。

今年は
「第8回岩手町埋蔵文化財展 岩手町の県指定史跡」と題し
岩手町にある3つの県指定史跡
浮島古墳群・仙波堤遺跡・今松遺跡
を紹介しています。


今日は、今回紹介している遺跡のある一方井地区のみなさんが来館し、
展示物の解説に熱心に耳をかたむけていらっしゃいました。

今回紹介している3つの遺跡は、いずれも古代の遺跡で、
煮炊きに使われた土師器(はじき)、糸を紡ぐ紡錘車(ぼうすいしゃ)のほか、
古墳に副葬品として埋葬されたと考えられる
鉄製の刀や、腕輪、ガラス玉なども紹介しています。

岩手町でこれまでに発掘された遺跡のうち
およそ50%もの遺跡が一方井地区に集中しているのだそうです。
沢など水源があり、日当たりも良好な土地だとのことなので、
きっと住みやすかったのでしょうね。

発掘された遺物をみながら、古代の世界へと思いを馳せてみませんか。

この展覧会は2月25日(日)まで開催しています。

チョコレートに絵を描いたよ

2007年02月11日 | 講座・ワークショップ・イベント
今日は、手づくり講座「チョコレートのキャンバスに絵を描こう」を
美術館ホールで行いました。

「ショコラティエ(チョコレートをつくる職人)」+「アーティスト」
になった気分で、ホワイトチョコレートのキャンバスに
製菓材料で絵を描こうというものです。


集まったこどもたちは、
特製のコック帽をかぶり、ちょっと緊張した面持ち。

はじめに、
チョコレートができるまでをお勉強して
製菓材料を味見したら、
いよいよ、ホワイトチョコレートでできたキャンバスに向かいます。

絵具代わりの食用色素と
アラザンやチョコスプレー、ナッツやドライフルーツで
どんな素敵な絵画ができるかな?


大きくて真っ白なチョコレートのキャンバスを前に、
「最初の一歩」を踏み出すのはなかなか難しいみたいだったけれど、
さすが小さなアーティストたち。
いったん描きはじめれば
すぐにコツをつかんで、どんどん独創的、個性的に!

いろんなアイディアと工夫がたっぷりの
たべられる絵画が完成しました。

別に作った動物のチョコレートをみんなで味見して、
チョコレートに添えるカードも作りました。
これで、バレンタインデーはバッチリかな!?



手づくり講座は3月11日にも行います。
次回は「和綴(わと)じ豆本をつくろう」です。
一緒に手づくりを楽しみませんか。



《2/12追記》
2月12日の岩手日報紙風船の欄に
手づくり講座の様子が掲載されています。