感じるままに・・大人の独り言

日頃感じる事や、国内外の行く先々の美味しいグルメや観光スポットを独自の目線と本音で発信して行きたいです。

「フジコ・ヘミング&エルサレム交響楽団」のコンサートに行って来たo(^o^)o

2016-11-20 23:01:00 | オススメの音楽
昨日は久し振りに、フジコ・ヘミングのコンサートに行って来た(^o^)v
前回は息子が小学生くらいの時に母と三人で行ったきりだから、もうかれこれ10年ぶりくらいになるだろうか。
フジコ・ヘミングは、この人です↓


私のクラシック&絵画好きは母譲りである。物心ついた頃より音楽・絵画・文学好きの母は、私にさりけなく" Repeat after me "の刷り込みをすべく、私の周りの環境をその様に整えてくれていた。

さりげなく文学全集や絵画の本を買い揃えてくれてたり、ピアノを習わされたりしたが、絵や読書は好きだったけど、音楽の方は才能も根気も見事に無くて、ピアノは専ら聴く方の専門である(((^^;)

クラシックもさほど好きではなかった。でも、なぜか眠れない夜に子守唄代わりに聴いていたのは、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」だった(^_^;)
なので、今でもチャイコフスキーが一番好きだし、眠れない夜は「くるみ割り人形」を聴きながら眠りにつくことが多い。

私個人の体験として、大人になっていく内に段々とクラシックに目覚めて行ったので、やはり子供の頃に耳にしてた音楽は、魂に刷り込まれている様で、年齢と共に徐々に甦って来るのだと実感しているf(^_^;

と言う訳で、我が家の" 伝承 "としての「Repeat after me」を、私も息子にして来た訳なのである。

今回も、「金曜もバイトあるし、日曜もバイトなんだけど、、」と渋る息子を、「フジコ・ヘミングはね、もうかなりのお年なんだから、このコンサートを逃すと二度と聴けなくなるかも知れないよっ💨、中村紘子みたく❗」と、無理やり呼び戻し、一緒に行って来たのだ🎵


ルンルンの気分でドレスアップして、会場に到着。
心配なのは、せっかくここまで連れて来た息子が開演中に居眠りしないかと言うことだった。

ウチの息子はいつでも何処でもすぐ眠れる才能の持ち主で、飛行機なんて離陸する前に既に爆睡してるくらいなのだ(-_-;)
なので、時差ボケすることもない、、
乗り物の中では絶対に寝れない私からしたら羨ましい限りだが、ここぞと言う時にも寝てしまうのでホント困ったもんなのだ( ̄▽ ̄;)

案の定、隣でうつらうつらし始めたものの、後半はしっかりと聴いていた様だ。

最初の曲は、モーツァルトの" ピアノ協奏曲・第21番ハ長調・K467」。軽やかで気持ち良く聴けて、心が明るくなる曲だった。
ドミトリ・ヤブロンスキーが率いるエルサレム交響楽団の演奏もまとまりがあって素晴らしかった(*^。^*)
ヤッパリ生のオーケストラは良いなぁ~🎵
コンサートホールはこんな感じ(休憩時間中の様子)↓


二曲目は、フジコ・ヘミングの独演で、「指が疲れたので、リストの" ラ・カンバネラ "を引く前に、一曲ゆっくりした曲を引きます。ここのホールは綺麗なので、今までで一番好きな会場です。」なんて、三重県人としては嬉しいオチャメな挨拶をしてくれた(*^O^*)

二曲目の曲、ショパンの「エオリオン・ハープ」が実質、アンコール曲だったみたいだ(^_^;)
この曲も又、私好みのリズミカルな明るい曲で、フジコ・ヘミングはこう言う曲も得意なんだと、感心しながら聴き入っていた。

そして、3番目がフジコ・ヘミングの代名詞でもある代表曲、リストの" ラ・カンバネラ "で、いつもの情熱的な引き方ではなく、しっとりと丁寧な仕上がりに感じられる様な素晴らしい演奏だったo(^o^)o


前回の時の演奏や、私が車の中で聴いてるライブの時の演奏を収録したCDとは、全く違った印象だったので、息子も「今回は丁寧に引いてた気がする、、」と言ってたくらいだ(^_^;)
マァ、色んな" ラ・カンバネラ "があっても良い。

フジコ・ヘミングの演奏は、結局第一部の三曲だけだったので物足りなかったが、年齢的な事を考えると仕方ないかな、、(^_^;)

とにもかくにも、再びフジコ・ヘミングの生演奏が聴けて本当に良かった(*^O^*)
私的には中村紘子のピアノが一番好きでもう一度彼女のコンサートに行きたかったのだけど、残念ながらこの夏に他界されてしまった為、後悔の念で一杯なのだ(;_;)

ヤッパリ行く機会があれば、逃してはいけない。
辻井伸行のコンサートも良かったので又行きたいと思っているけど、願わくば小澤征爾のコンサートに行きたいもんだ(^^)d

この" エルサレム交響楽団 "は、プログラムA〜D "まであり、何人かの指揮者やピアニストで編成されていて、フジコ・ヘミングはプログラムCを担当しているようだ。
プログラムA,Bのマエストロは、私の大好きな西本智実が担当してるらしく、こちらも興味津々(*^O^*)
コンサートのプログラムはこちら↓


中身はこう言う感じ↓


芸術の秋、文化の秋に復活しそうな私の美術館とコンサート巡り(^o^)v
本物に勝るものはなし👍
と言うことで、フジコ・ヘミングのコンサートは素晴らしい演奏会だった( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆