

見出しは<語られぬ3・3兆円>。日本が1979年から中国に対して行ってきた多額のODA(政府開発援助)の累計額だ。
中国は今や、GDP(国内総生産)で日本を抜いて世界2位の経済大国。その経済力が軍事大国化を支え、アジアの覇権国家として君臨している。経済力がその源泉だ。
その中国に日本は今も経済援助を続けている以前にも欠いたことがあるが)。読売の記事によると、今年5月には浙江省の片田舎に日本政府の援助で建てられた3階建ての老人ホームが完成したというから驚く。なぜ、中国人のため日本が老人ホームを建てるのか?大疑問だ。
2013年度の対中援助額はなお1000万円あるという。「草の根・人間の安全保障無償資金協力」というのだそうだ。あきれたお人好しである。習キンペイはせせら笑っていることであろう。
しかも中国は過去の多額の援助で完成した空港・港湾、鉄道・交通網整備、発電所などの大型インフラについて、国民に日本の援助によるものと広報もしない。中国人民は知らないのだ。

読売は、一大プロジェクトとして、1984年に164億円の無償資金協力でで開院した北京の「中日友好病院」の名称が今年、「中日病院」に変更されたことを伝えている。
<中日友好病院、中国が「友好」を削除?>http://www.sankei.com/world/news/150217/wor1502170007-n1.html
恩知らずは、韓国も同じで、ソウルの地下鉄が日本の協力で建設されたことを知る市民はほとんどいないという。

wikiにはこんな指摘もあった。
対中国へのODAは約3兆円と公表されていることがあるが、それは外務省関係の公的な援助額の数字であり、財務省など日本の他機関の援助額を総額すると阿、6兆円を上回る額となり批判がある[14]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E5%BA%9C%E9%96%8B%E7%99%BA%E6%8F%B4%E5%8A%A9#.E4.B8.AD.E5.9B.BD.E3.81.AA.E3.81.A9.E3.81.AE.E9.9D.9E.E6.B0.91.E4.B8.BB.E7.9A.84.E5.9B.BD.E5.AE.B6.E3.81.AB.E5.AF.BE.E3.81.99.E3.82.8B.E4.BE.9B.E4.B8.8E


対中ODAの外務省ホームページで、その概要を知ることが出来る。
<対中ODA実績概要>
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/chiiki/china.html
■対中ODAは、1979年に開始され、これまでに有償資金協力(円借款)を約3兆1,331億円(PDF)、無償資金協力を1,457億円(PDF)、技術協力を1,446億円(PDF)、総額約3兆円以上のODAを実施してきました。( 関連リンク / 対中ODAの累積額(PDF) )
無償資金協力
返済義務を課さないで資金を供与する援助。
当該ホームページにて掲載されているものは、一般無償資金協力に該当するもの。
・プロジェクト所在地図(PDF)
有償資金協力
緩やかな条件(低金利、長期返済期間)による資金貸与。(基本的にアンタイド)
当該ホームページにて掲載されているものは、債務繰り延べ、留学生支援等を除いたもの。円借款とも呼ばれている。
・プロジェクト所在地図(PDF)
技術協力
途上国の人々に対する技術の普及あるいはその水準の向上を目的として技術の提供を行うもの。当該ホームページにて掲載されているものは技術協力プロジェクト(*)に該当するもの。
*研修員の受け入れ、専門家の派遣、機材の供与を有機的に組み合わせつつ、効果的な技術移転を実施するもの。
・プロジェクト所在地図(PDF)・・・・・・・・・・・■
以前紹介した産経の記事はこの二つだ。
<いつまで続ける対中国ODA…総額3・6兆円、年間300億円贈与も「反日」一途、軍事脅威なのになぜ?日本は「貢ぐ君」か>http://www.sankei.com/west/news/140205/wst1402050105-n1.html
<日本を貶め、軍事挑発している中国になぜ日本政府は年300億円も“貢ぐ”のか…いつまで続ける対中ODA、総額3.6兆円の“受け入れ難き現実”>http://www.sankei.com/west/news/140505/wst1405050057-n1.html
昨日の読売の「政なび」に<「日本海」表記変更の懸念>として、韓国人では初めて国際海事機関(IMO)事務総長になった林基沢(イム・ギテク)のことが書かれていた(ネットには不掲載)。


その中で紹介されていた中央日報の記事はこんなものだ。
<韓国人で初めての「世界海洋大統領」が誕生>
http://japanese.joins.com/article/523/202523.html?servcode=400§code=420
■釜山(プサン)港湾公社の林基沢(イム・ギテク)社長(59)が韓国人では初めて国際海事機関(IMO)事務総長に当選した。海洋水産部は30日、林社長がロンドンで行われたIMO事務総長選挙で全40票のうち26票を獲得して当選したと明らかにした。IMOは海洋と造船分野の規範を作る国際組織で、事務総長は「世界の海洋大統領」と呼ばれる。任期は4年で1回だけ再任できる。韓国人が国連関連機関のトップに上がったのは李鍾郁(イ・ジョンウク)元世界保健機関(WHO)事務総長と潘基文(パン・ギムン)国連事務総長に続き3回目だ。
今回の選挙は40カ国の理事国が過半を得る得票者が出るまで投票をした。候補は韓国を含めデンマーク、フィリピン、ロシア、キプロス、ケニアの6カ国から出た。林社長は1回目の投票から4回目の投票までデンマークの候補に押されていたが5回目の投票で逆転に成功した。釜山港湾工事関係者は、「現事務総長である関水康司氏が個人的な事情で再任できず辞任したので今回もアジアから当選させなければならないという雰囲気が強かった」と話した。
林社長は30年近く海洋と港湾分野で働いてきた専門家だ。1956年に慶尚南道馬山(キョンサンナムド・マサン)に生まれ、馬山高校と韓国海洋大学航海学科を卒業した。84年に国土海洋部船舶技術事務官として公職生活を始め、国土海洋部海事安全政策官などを経て中央海洋安全審判院長などを務めた。林社長は4月に出馬宣言をした後、メディアとのインタビューなどで「韓国から事務総長を輩出することになれば韓国の海運・造船産業の地位が1段階跳躍する機会になるだろう」と話していた。■

読売の記事では、<IMOは、海の呼称を決める国際水路機関(IHO)と「兄弟機関」と言われるほど関係が深い>として、日本政府関係者の懸念の声が紹介されていた。
反日の韓国人は何をやらかすか分からない。警戒が必要だ。
この問題もそうだった。
<【花田紀凱の週刊誌ウォッチング〈522〉】
韓国に「信義」を期待するほど愚かなことはない…「文春」の「韓国“裏切り”の『世界遺産』全内幕」>
http://www.sankei.com/premium/news/150710/prm1507100008-n1.html
■これはもう『週刊文春』(7月16日号)の結論に尽きる。
〈かの国に「信義」という言葉を期待するほど愚かなことはない〉
「明治日本の産業革命遺産」の登録問題。『文春』のトップ「これは安倍政権の外交敗北だ! 韓国“裏切り”の『世界遺産』全内幕」を読むと、そう思わざるを得ない。

韓国側は官民挙げてなりふり構わぬ反対運動を展開。まず、2月にユネスコ世界遺産センターや専門家組織ICOMOSにA4用紙20枚にわたる反対の公文書を送付。
〈(世界遺産の)リストに記載されるなら、それは選考方法がいい加減で、世界遺産条約とそのシステムが破綻していることを意味する〉
5月には、訪韓したユネスコの事務局長に朴槿恵大統領自ら〈登録反対の意志を伝え〉、6月には世界遺産委員会の副議長国セネガルの大統領と会談。
〈日本への支持を表明していたセネガル大統領は朴大統領と経済協力で一致した後、一転、反対の立場に回った〉
韓国側が巧妙だったのは議長国ドイツを味方につけた点。有力紙の『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』が6月17日の記事でこう書いたという。
「歴史の一部を絨毯の下に隠したまま自国の歴史の近代化について語ろうとしている」
そればかりではない。委員会の開催にあわせて、韓国の市民団体がボンの会場前で反対のビラを配り、市内のホテルで写真展を開催。
〈日本が登録を目指す施設の写真とアウシュビッツの写真を同時に展示〉
結局、日本代表団は登録決定後のスピーチで〈「意に反して厳しい環境のもとで働かされた(forced to work)朝鮮半島の人々がいた」と言及することを余儀なくされた〉。韓国側が主張した「強制労働(forced labor)」でこそなかったが、日本は大きな課題を抱えこむことになった。
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悪辣な上に用意周到、執拗なのだ。淡白で単純な日本人に太刀打ちできない。
11日の【産経抄】が面白かった。
http://www.sankei.com/column/news/150711/clm1507110003-n2.html
■「何か自民党感じが悪いよね」。石破茂地方創生相によると、自民党がガタガタッとくるのは、政策よりもこんな国民意識が高まったときだという。確かに民主党への政権交代があった平成21年ごろは、巷(ちまた)には自民党に対するうんざり感が充満していた。
▼現代人は多忙である。政治家の資質も個々の政策の是非も、いちいち細かくチェックしてはいられない。テレビの国会中継は仕事の時間中で視聴しにくい。いきおい、広く流通したイメージが主な判断材料となる。
▼政治家側もその点は百も承知だから、政敵に負のレッテルを貼り付ける。国会で審議中の安全保障関連法案も「戦争法案」「戦争に巻き込まれる」「徴兵制につながる」「憲法違反」…などと喧伝されている。実態を丁寧に国民に理解させるよりも、とにかく印象を悪くしたいのだろう。
▼「さすがは辻元委員。われわれが(無理やり)突き進むというイメージをうまく作ろうとしている」。安倍晋三首相は10日の国会で、安倍政権は異なる意見に耳を貸さないと指摘した民主党の辻元清美氏の質問にこう切り返した。今国会の質疑のあり方を象徴する場面だった。

▼ただ、冒頭紹介した石破氏の言葉には続きがある。「あの民主党じゃあ、という忌避感がある。それがどんと高い」。最近の報道各社の世論調査でも、民主党の支持率は7~10%程度で、自民党の3分の1にも及ばない。
▼いくら他者の足を引っ張っても、自身の値打ちが高くなるわけではない。民主党がこのほどお披露目した来年の選挙の候補者募集ポスターには、こうあった。「批判にさらされる。からだはきつい。収入は減る。当選の保証なし。しかも民主党だ」。世間にどう見られているかの自覚はあるらしい。
決め付けやレッテル貼りは左翼の十八番、常套手段だ。騙されてはいけない。