【 今日必要とされている価値観 Ⅰ 】
とはいえ,「聖書の教えは本当に今日でも役立つのだろうか」と思うかもしれません。では,こう自問してみてください。
「人類はどんな深刻な問題に直面しているだろうか。その中で,特に恐ろしいのはどれだろうか」。戦争,環境汚染,犯罪,社会の腐敗などが思い浮かぶかもしれません。
ではこれから,聖書の教えを幾つか調べてみましょう。「もし皆がこうした価値観に従えば,世界はもっと住みやすくなるのではないだろうか」と考えてみてください。
平和を愛する
「平和を求める人たちは幸いです。その人たちは『神の子』と呼ばれるからです」。
(マタイ 5:9)
「できるなら,あなた方に関するかぎり,すべての人に対して平和を求めなさい」。
(ローマ 12:18)
憐れみ深くあり,人を許す
「憐れみ深い人たちは幸いです。その人たちは憐れみを受けるからです」。
(マタイ 5:7)
「だれかに対して不満の理由がある場合でも,引き続き互いに忍び,互いに惜しみなく許し合いなさい。神(エホバ,ヤハウェ) が惜しみなく許してくださったように,あなた方もそのようにしなさい」。
(コロサイ 3:13)
人種差別をしない
神様は「一人の人からすべての国の人を造って地の全面に住まわせ……ました」。
「そして,1人の人から全ての国の人を造って地上全体に住まわせ,さまざまな事柄の時を定め,人が住む所の限界を決めました」。
(使徒 17:26)
「神は不公平な方ではなく,どの国民でも,神を恐れ,義を行なう人は神に受け入れられ」ます。
『そこでペテロは話し始めた。「神が不公平ではないことがよく分かりました。神を畏れて正しいことを行う人はどの国の人でも神に受け入れられるのです」』。
(使徒 10:34,35)
地球を大切にする
「神は人を取ってエデンの園に住ませ,それを耕させ,またその世話をさせ」ました。
(創世記 2:15)
神様は「地を破滅させている者たちを破滅に至らせ」ます。
「国々は憤り,あなたご自身も憤りを表し,定めの時が来ました。それは,死んだ人々が裁かれる時であり,あなたの奴隷である預言者たち,聖なる人たち,あなたの名を畏れる人たちが,小さな者も大きな者も報われる時であり,地を損なっている人々が滅ぼされる時です」。
(黙示録・啓示 11:18)
貪欲や不道徳を憎む
「あらゆる強欲に警戒しなさい。満ちあふれるほどに豊かであっても,人の命はその所有している物からは生じないからです」。
(ルカ 12:15)
「聖なる民にふさわしく,あなた方の間では,淫行やあらゆる汚れまた貪欲が口に上ることさえあってはなりません」。
(エペソ・エフェソス 5:3)
正直かつ勤勉に生活する へ続く>>>>