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クリスマス Ⅱ 元をたどれば太陽崇拝(神を不快にさせる祝祭)

2015年12月11日 | 日記

 

 

イエスは12月25日に生まれたのではない,と断言できるのはなぜですか。

聖書は,イエスの誕生日の祝いに関して何も述べていません
実のところ,イエスの誕生の正確な日付は分かりません
とはいえ,その地域で冬の寒さが厳しい12月25日に生まれたのでないことは確かです。
例えば,イエスが生まれた時に「羊飼いたちが野宿」羊の群れの世話をしていた,とルカは記録しています。


その地方で羊飼いたちが野宿をしながら,夜通し羊の群れの番をしていた。
 すると,主の天使が近づき,主の栄光が周りを照らしたので,彼らは非常に恐れた。
 天使は言った。「恐れるな。わたしは,民全体に与えられる大きな喜びを告げる。
 今日ダビデの町で,あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである
」。
(ルカ 2:8‐11)

一年を通じて「野宿(戸外に住んで)」いたのなら,わざわざそれに言及することはなかったでしょう。
冬のベツレヘムでは,冷たい雨や雪が降るので羊の群れは屋根の下で過ごしました。羊飼いも『野宿(戸外にに住む)』ことはなかったでしょう。
さらに,ヨセフとマリアがベツレヘムへ行ったのは,カエサル・アウグスツスが人口調査の命令を出したからです。

さてそのころ,人の住む全地に登録を命ずる布告がカエサル・アウグスツス(皇帝アウグストゥス)から出た。
この最初の登録はクレニオ(クレニウ)がシリアの総督であった時に行なわれたものである。それで,すべての人が登録をするため,それぞれ自分の都市に旅立った。
もとよりヨセフも,ダビデの家また家族の一員であったので,ナザレの都市を出て,ガリラヤからユダヤに入り,ベツレヘムと呼ばれるダビデの都市に上った。

約束どおり彼に嫁ぎ,今は身重になっていたマリアと共に登録をするためであった。彼らがそこにいる間に,彼女の出産の日が
来た。そして彼女は男の子,初子を産み,これを布の帯でくるんで,飼い葉おけの中に横たえた。泊まり部屋に彼らの場所はなかったからである
」。
(ルカ 2:1‐7)




ローマによる支配を毛嫌いする民に先祖の都市まで冬のさなかに旅をするようカエサルが命じたとは,とても考えられません。



クリスマスの習慣の多くは,どこに起源がありますか。

クリスマスの起源は,聖書ではなく,古代の異教の祭りにあります。
例えば,農耕神サトゥルヌスのための祝祭であるローマのサトゥルナリア祭がそうです。
また,ミトラ神の信奉者たちは現代の12月25日に当たる日に「無敵の太陽の誕生日」を祝ったと新カトリック百科事典(英語)は述べています。
クリスマスはローマで太陽崇拝が特に優勢であった時期に」,
つまりキリストの死から300年ほど後に始まりました。