遊女~asobime~色街道中探訪記

遊廓、赤線、青線があった場所、古い温泉街や町並み、看板建築、古い旅館や旧遊廓などの建物内も画像付きで紹介しています。

秋田川反3丁目~旧料亭街を歩く②

2020-02-06 23:03:00 | 日記
※撮影日2013年になります

昭和30年発行の『全国女性街ガイド』によると「川反3丁目から5丁目に至る旭川の泥川岸に軒を並べた料亭、芸者屋…」とあります。戦前は置屋42軒、芸妓149名。戦後になると40人足らずの少人数にまで激減。

↓画像の左側奥のビルが合成っぽく見えます…

通りを歩いていると旧料亭や置屋を思わせる古い建物が何軒か残っています。

ストリートビューで確認してみると下の店舗名が変わっていました。

コチラも旧料亭を思わせる建物。

右側が「北洲飯店」

左側が居酒屋「北洲」

↓コチラの建物、上部にある扇子マークと2階窓の繊細な格子が芸妓置屋風に見えますが築年数は不明…

片側に蔦を這わせ1階は蔵の様な造りのオシャレな建物。

1階部分も凝った造り。


↓上の建物を川沿いから撮影。蔦がビル全体を覆って外壁が見えません…よく見ると隣のビルまで蔦がΣ( ̄ロ ̄lll)

↓旭川沿いから見た川反① 北洲飯店の裏側が見えます。

↓旭川沿いから見た川反② 前ブログで紹介した彫刻風の装飾があるコンコルドビルの裏側が中央に見えるのですが、上に三角屋根の木造の建物が…後から増築されたのでしょうか?

↓別な角度から撮影した物。後でストリートビューで確認してみると、上の三角屋根の建物が無くなっていました。

川反飲食店街通りにある「あぁ博多人情」チェーン店でしょうか?

「八番館」の1階部分は昭和レトロなホーロー看板に映画のポスターが大量(^_^;)

↓八番館の斜め向かいにある「お多福」本店

↓八番館、お多福のある交差点


参考文献
『赤線跡を歩く』【完結編】木村 聡
『全国女性街ガイド』渡辺 寛

撮影日2013年11月4日