忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
*当サイトは商品やサービスへのリンクにアフィリエイトを使用しています。

2022年9月2週公開(配信)の映画・ドラマ、9月8日はディズニープラスの日

2022年09月07日 | 今週公開の映画・ドラマ


▼季節に一度のお祭り!楽天スーパーSALEは9月11日まで


9月11日1時59分まで★楽天スーパーSALE
9月4日20時スタート★楽天ブックス スーパーSALE
9月11日1時59分まで★楽天トラベル スーパーSALE
9月11日1時59分まで★楽天スーパーSALE 敬老の日 特集
9月11日1時59分まで★楽天スーパーSALE ランキング

季節に一度のお祭りである楽天スーパーSALEは9月4日20時から9月11日1時59分まで開催。
タイムセールや数量限定セールなど、全部を把握できない方はランキングだけでもこまめにチェックしておくと
人気商品を見つけやすいのでおすすめ。私はセール中に何度もチェックして上位の商品に便乗している。
セールの効率の良い回り方などは別記事にて。

【関連記事】楽天スーパーSALEは9月4日20時から9月11日1時59分まで開催|スプラ3を安く買う方法アリ



▼今週公開の新作映画



09月09日公開■邦画:LOVE LIFE

「淵に立つ」で映画界から注目を浴びた深田晃司監督の新作は
矢野顕子の楽曲「LOVE LIFE」をモチーフにした人間ドラマ。
悲劇に見舞われた女性が、悲しみの中で自身を見つめ直し、愛と人生に向き合っていく姿を描く。
主演は「ザ・ファブル」の木村文乃。共演には永山絢斗、砂田アトム、神野三鈴、田口トモロヲ。

夏川りみの「涙そうそう」、ドリカムの「未来予想図」、一青窈の「ハナミズキ」あたりで
一旦打ち止めになったはずのヒット曲モチーフの映画だが
2017年のGReeeeNの「キセキ」を皮切りになぜかブームが再燃中。
ここ数年だけでも中島美嘉の「雪の華」、モンパチの「小さな恋のうた」、中島みゆきの「糸」など
多数制作されているのだが、興行的に成功したと言えるのは「糸」ぐらいではないのだろうか。

矢野顕子の「LOVE LIFE」は楽曲もそうなのだが、収録されたアルバムも
私自身がアッコちゃんの中でも特に好きなアルバムだったので
「なぜこの曲が」と思うと同時に、この曲に目をつけてくださった方がいたことが嬉しい。
ちなみに、故・飯野賢治氏もアッコちゃんの大ファンで、「ひとつだけ」を
セガサターンソフト「リアルサウンド」のエンディングに採用している。
アッコちゃんは近年MISIAに楽曲提供をしたりと、大御所が引退を決めたニュースもある中で
やたら精力的で心強い。元気でいてほしい。

配信中■Amazonプライム:深田晃司 関連作品一覧
配信中■Amazonミュージック:矢野顕子 関連作品一覧





09月09日公開■邦画:百花

認知症が進行している母親と、少しずつ記憶を失う母を目の当たりにしながら
封印していた過去の記憶を掘り起こしていく息子との絆を描いたヒューマンドラマ。
主演は原田美枝子と菅田将暉。
東宝きってのヒットメーカーであるプロデューサーの川村元気が
自身の執筆した原作小説で初メガホンをとった。
共演は長澤まさみ、永瀬正敏。

原田美枝子は認知症の進む実母の姿をドキュメンタリー映画として作品にしており
この作品にかける意欲は並々ならぬものがあったと聞く。
予告編を見る限り菅田将暉も良さげなのだが、私はどうしても川村元気という名前を聞くと
山崎貴と共通するある種の予感を抱くクセがあり、期待半分不安半分といった感じ。

介護を描いた作品といえば、渡辺美佐子と夏川結衣の「アカシアの道」という作品が印象に残っている。
近藤ようこの原作本も持っていて、映画版も好きだったのだがなぜかVHSしか存在しておらず
DVD化もサブスク配信もされていない。なぜなのだろう。

配信中■Amazonプライム:川村元気 関連作品一覧
配信中■Amazonプライム:原田美枝子 関連作品一覧
配信中■Amazonプライム:菅田将暉 関連作品一覧





09月09日公開■邦画:ザ・ミソジニー

「女優霊」「リング」シリーズなど、Jホラーの礎を築いたと言っても過言ではない
脚本家・高橋洋が監督を務めるホラー映画。
劇作家の女性がひと夏の間山荘を使い芝居の稽古をする。
呼び寄せたのは、夫を奪った女優。芝居の稽古が進むうちに二人の関係も・・・。
映像はチープといえばチープだが、どことなくVHS版の「呪怨」の頃のような
洗練されていない不気味さがあり、これはこれで良い感じ。

配信中■Amazonプライム:高橋洋 関連作品一覧





09月09日公開■洋画:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム THE MORE FUN STUFF VERSION
09月09日公開■洋画:人質 韓国トップスター誘拐事件
09月09日公開■洋画:ビースト
09月09日公開■洋画:靴ひものロンド
09月10日公開■洋画:アザー・ミュージック



09月09日公開■邦アニ:夏へのトンネル、さよならの出口
09月09日公開■邦画:グッバイ・クルエル・ワールド
09月09日公開■邦画:AKAI
09月09日公開■邦画:HiGH&LOW THE WORST X (クロス)
09月09日公開■邦画:私を判ってくれない
09月09日公開■邦画:なんくるないさぁ 劇場版 生きてるかぎり死なないさぁ
09月10日公開■邦画:原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち
09月10日公開■邦画:空へ ふたたび
09月10日公開■邦画:ナナメのろうか



▼Kindle本キャンペーン


09月08日まで★Kindle本 最大50%OFF ビジネス書キャンペーン

09月11日まで★Kindle本 夏の読書祭り 5冊購入で10%ポイント還元



▼今週配信される映像コンテンツ


<Disney+>



今週の配信作品は、ディズニープラスの独壇場。
年に一度の「ディズニープラス・デイ」が9月8日にあり、
そこに向けて話題作を大量に投入する。
それを知ってか、他のサービスもコンテンツの投入を控えているようなフシがある。





09月08日配信■洋画:ピノキオ

まずは、「美女と野獣」「アラジン」「シンデレラ」などアニメ作品の実写化シリーズから
不朽の名作「ピノキオ」が登場。劇場公開はせず、いきなりのディズニープラス独占コンテンツとして配信する。
ゼペット役をトム・ハンクス、クリケット役をジョセフ・ゴードン=レヴィット、
コーチマンにはルーク・エヴァンスと、配信限定でもSS級の俳優が勢揃い。
監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「フォレスト・ガンプ」のロバート・ゼメキス。
これはチェックしなくては。



09月08日配信■洋画:ソー:ラブ&サンダー

劇場公開から2ヶ月という超スピードで「マイティ・ソー」シリーズ最新作がディズニープラスに登場。
しかも有料レンタルではなく見放題配信という太っ腹。

09月08日配信■洋画:オビ=ワン・ケノービ:帰ってきたジェダイ

ジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービとダース・ベイダーのその後の物語を描いた
ディズニープラスオリジナルドラマ「オビ=ワン・ケノービ」の裏側に迫ったドキュメンタリー。
ユアン・マクレガー、ヘイデン・クリステンセンを始め
キャスト&スタッフが語る制作秘話が未公開映像と共に紹介されるファン必見のコンテンツ。

09月08日配信■洋アニ:カーズ・オン・ザ・ロード

ディズニー&ピクサーの「カーズ」シリーズ最新作がディズニープラスオリジナル新作を発表。

09月08日配信■洋ドラ:グレイズ・アナトミー シーズン18

通算400話を超え、アメリカで最も長く続いたドラマシリーズとして人気を維持している
「グレイズ・アナトミー シーズン18」が8日より配信開始。
前シーズンではコロナ禍を、今シーズンではコロナ後の世界を舞台に展開する。

09月08日配信■洋画:グローイング・アップ 大人への旅

「キャプテン・マーベル」で一気に世界的知名度を獲得した
ブリー・ラーソンが制作に加わったドキュメンタリー・シリーズ。
10人の若者を通して思春期ならではの成功や喜び、挫折や葛藤を描く。
ブリー・ラーソンはもともと、問題を抱えた10代の若者達をケアする
シェルターを舞台にした映画「ショート・ターム」で世に出てきた人なので
もともとそういった世界に興味があったのかもしれない。
当BLOGでも過去に取り上げているので、興味のある方はこちらで。

09月08日配信■洋画:ようこそ 誰もいない遊園地へ

アルゼンチン発のミステリーホラーシリーズ。
両親の失踪の真相を探るうちに、驚くべき世界を発見した息子の体験を描く。
これは面白そう。

09月08日配信■洋画:バーティのハイテク・アドベンチャー

ナショナル ジオグラフィックの探検家バーティー・グレゴリーが
野生動物の映像を撮影しながら世界を旅するドキュメンタリー。
ナショナル・ジオと聞けばまず外さない安定のコンテンツ。



Amazon プライムビデオ
★Amazon プライム会員 無料体験受付中



09月09日公開■邦アニ:Amazon独占|オッドタクシー イン・ザ・ウッズ
09月09日公開■洋バラ:Amazonオリジナル|フライトリスク~墜落事故の真相~
09月10日公開■洋画:Amazon独占|バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ



Netflix
<Netflix>

09月07日配信■洋画:クワイエット・プレイス

09月08日配信■洋画:Netflixオリジナル|アメリカ炭疽菌事件と犯罪科学捜査
09月08日配信■洋ドラ:Netflixオリジナル|インパーフェクト



09月09日配信■洋ドラ:Netflixオリジナル|コブラ会 シーズン5
09月09日配信■韓ドラ:Netflixオリジナル|ナルコの神
09月09日配信■邦画:神様のカルテ
09月09日配信■邦画:神様のカルテ2




<U-NEXT>
無料体験受付中★U-NEXT

<見放題>
09月05日配信■洋画:1917 命をかけた伝令
09月05日配信■洋画:マー- サイコパスの狂気の地下室 –
09月09日配信■邦画:BLUE/ブルー
09月05日配信■邦ドラ:チェイサーゲーム
09月05日配信■洋ドラ:DMZ ニューヨーク非武装地帯

<ポイントレンタル>
09月07日配信■洋アニ:(ポイントレンタル)バズ・ライトイヤー
09月08日配信■洋画:(ポイントレンタル)アダムス・ファミリー2アメリカ横断旅行!
09月09日配信■邦画:(ポイントレンタル)とんび



▼テレビゲームプリペイドコードキャベーンは9月7日まで


9月7日まで★Amazon テレビゲーム プリペイドコード 期間中5日購入で500円OFF
発売中★Amazonギフト券 チャージタイプ(直接アカウントに残高追加)

9月7日までの期間中に、1回1,000円以上のプリペイドコード購入でスタンプをひとつ押印。
3回目の購入で200円分のコードが、5回目の購入で300円分のコードがもらえるという
ちょっと変則的な小刻み購入キャンペーン。
対象はニンテンドープリペイド、Nintendo Switch Online利用券、PSストアチケット、Xbox Game Passなど。

対象商品一覧はこちら。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【訃報】おおたか静流、69歳|手の届く距離で、心に触れる歌を

2022年09月07日 | 瓦版


【訃報】おおたか静流、69歳|手の届く距離で、心に触れる歌を


*2022年5月8日発売のアルバム「おとづれ」ダイジェスト
<Amazon>
発売中■CD:おとづれ / おおたか静流
発売中■CD:おおたか静流 関連作品一覧
<楽天ブックス>
発売中■CD:おとづれ / おおたか静流
発売中■CD:おおたか静流 関連作品一覧

【関連記事】畠山美由紀「わが美しき故郷よ」「歌で逢いましょう」を改めて聴く
【関連記事】「伝える花 / 二階堂和美」

「祈りを込めた歌」というものを生で聴いた経験が、人生で何度かある。
上手い下手の物差しではなく、表現力という言葉もしっくりこない。
無条件に心の中に真っ直ぐ入ってきて、優しく触れられるような感覚。
それは古謝美佐子の歌った「黒い雨」であったり、二階堂和美の「いのちの記憶」であったり、
畠山美由紀の「わが美しき故郷よ」であったり、私の年齢になってもそう多くはない。
声量や音域といった、カラオケの採点機なら満点をつけるパラメータ的な要素が
歌にとっていかに二の次であるかを知らしめる、神通力を持った人というのが
世の中には何人かいて、その中のひとりが、おおたか静流だった。
(*上に挙げた人々はもちろんパラメータ的な意味でも抜群に上手い。そこが重要ではない、という意味)

訃報を聞いてchoro club(ショーロクラブ)の沢田穣治氏のTwitterを見に行くと
追悼のツイートがされていて、ああ本当だったのだと思った。69歳。
松任谷由実や桑田佳祐など、現在活躍する大御所ミュージシャンと同じ世代で
割と精力的に活動されているイメージだったので今も少し信じられない気持ちでいる。

おおたか静流の代表曲といえば、世間一般では「花」になるのだろうが
私の中では「東北」だった。
以前に当BLOGでも少しだけ取り上げたことがあるのだが、再度紹介したい。

『東北』
作詞・おおたか静流
作曲・梅津和時

風の歌 ささやいて 名もない野花と遊ぶ
空を分け まっすぐに 山々は美しく
木漏れ日を浴びながら 日長 野を駆けめぐる
雨あがり 飛び込んだ 母の胸は優しく

思い出すふるさと
懐かしい あの笑い声
待ちわびた春に
聞こえてくる 君のうたが
夕暮れの帰り道 遊んで投げた石ころ
会いたくて 会いたくて 名前を 呼びつづける

夏祭り 水しぶき 川に浮かべた笹舟
身に染みる茜雲  散り咲いた花吹雪

思い出すふるさと
ちぎれるほど 手をふってた
遠い昼下がり
聞こえてくる 君のうたが

夕凪の砂浜で 声を枯らして歌ったね
会いたくて 会いたくて 名前を呼びつづける
会いたくて 会いたくて 名前を呼びつづける


3.11後に復興への願いを込めた楽曲で、
東北出身の梅津和時氏がメロディをつけ、おおたか氏が作詞を手掛けている。
メジャー流通には載せず、地道なライブ活動で歌い続け
支援金募集サイトで音源を売っていた(*2022年9月現在は販売終了)だけなので
認知度はそれほど高くないかも知れないが、これが実に素晴らしい。
YouTubeに貴重なライブ動画があったので紹介しておきたい。



私もこの歌を生で聴く機会が一度だけあった。
天六にある「大阪くらしの今昔館」で無料ライブを行うと聞き
「そんなところで?無料で?」と半信半疑で出かけると
先の沢田氏とキーボードを連れての三人編成という、無料とは思えない贅沢な編成だった。
しかも会場は広い座敷にお習字教室のような長テーブルだけがあり
好きなところに自由に座って良いというフリーダム過ぎるスタイル。
「くらしの今昔館」はもともと親子で歴史を楽しめるイベントをしているようなところなので
来場者の大半は親子連れで、ライブは「たまたまやっていたのでついでに」という雰囲気だった。
私のように「おおたかさんを聞きにきました」というファンはほとんどいなかったように思う。
ライブが始まっても子供達はわーわーとはしゃいだり泣いたりこれまた自由奔放だったが
おおたか氏はその様子を微笑みながら見守り、時に子供達に話しかけながら楽しそうに歌い続けた。
そこ(今昔館)で演ると決めた時点で、そうなることは予想できていたのだろう。
そして歌が進むにつれて、次第に興味を抱き始め、真剣に聴く子らが増えていった。
最後は小さな手を目一杯叩いて拍手喝采の子供らに満面の笑みで感謝を述べ、ライブは終了した。
未就学児童の入場はお断り、私語厳禁が当たり前のマナーだと思っていた私にとって
この日のライブは衝撃的で、今でも忘れられない体験のひとつになっている。
そんな空気のライブで披露されたのが「東北」で、私はその時まで全く存在を知らなかったため
帰宅してすぐにダウンロード購入した。今でも良く聴いている。

騒ついた会場をひとつに束ねる神通力と、誰もがつられてしまう幸せそうな笑顔。
手の届く距離で、心に触れる歌を歌い続けたおおたか氏の素晴らしさを、
もっともっと多くの方に知っていただきたかった。



おおたか氏でもうひとつ、是非知っていただきたいのが
川井憲次氏が手掛けた「NHKスペシャル 未解決事件」シリーズの
メインテーマになっている「ラビリンス」である。
こちらの曲に歌詞はなく、おおたか氏がスキャットを担当している。
私はこの番組がとても好きで、毎回必ず録画して視聴しているのだが
毎回鳥肌が立つほど興奮するのがこの曲が流れてくる場面だった。
「花」や「東北」の温かさもおおたか氏の魅力だが
こうした曲で披露されるダークサイドもまた、おおたか氏の表現者としての幅広さを表している。
底知れぬ不穏な曲の中に在っても、彼女の歌声はどこか鎮魂歌めいた響きを持っていて
改めて唯一無二の存在であったことを再確認させられる。

この何年か「この世代の人のライブには、行ける時に行っておかなくては」と
度々ブログでも書いているのだが、コロナによってその行動が制限されてしまい
またひとり、「いつかまた生で」と願っていた歌手が居なくなってしまった。
寂しい。またあの温かな歌声に生で触れたかった。

謹んでご冥福をお祈りいたします。



▼おおたか静流「おとづれ」を聴く(2022年9月18日追記)


*2022年5月8日発売のアルバム「おとづれ」ダイジェスト
<Amazon>
発売中■CD:おとづれ / おおたか静流
発売中■CD:おおたか静流 関連作品一覧
<楽天ブックス>
発売中■CD:おとづれ / おおたか静流
発売中■CD:おおたか静流 関連作品一覧

【関連記事】【訃報】おおたか静流、69歳|手の届く距離で、心に触れる歌を

「おとづれ」

音が無くなってしまった世界…
歌が忘れられてしまった世界…
ひとりぼっちで殺風景な毎日を過ごしていたら、
急に音が恋しくなって、
チリンチリンと鉦を鳴らしてみました。

そしたらナント、
懐かしい面々が次々にぞろぞろ現れてきて…
そんな妄想の中から、アルバムが生まれました。

「おと」が大切な何かを「つれ」てくる。
—そんな願いをこめて—


<収録曲>
 1. Dear Tree ~SORASHI~
 2. Saja Dream (映画「鉄塔武蔵野線」主題歌)
 3. 明日ハ晴レカナ、曇リカナ
 4. 水の恋唄 (NHK金曜時代劇「とおりゃんせ」主題歌)
 5. 悲しくてやりきれない (映画「シコふんじゃった」挿入歌)
 6. 夏を見ていた (アニメ「蛍火の杜へ」主題歌)
 7. 密会
 8. Toji La Maji
 9. ほしのこどもたち
 10. Aloha Oe

おおたか氏が今年5月に発売したアルバム「おとづれ」のCDが楽天からようやく届いた。
一時的に在庫切れになっていて、何度か「まだ入荷の目処が立ってない」とのメールが来ていたのだが
9月26日を手配期限としますとの通知が来た数日後に到着。良かった。

この素晴らしい歌声がもう生で聴けないのかと思うと悲しくてやりきれなくなり
3曲目の「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」あたりで耐え切れなくなって少し泣いた。
アルバムタイトルになっている「おとづれ」の由来は、

「おと」が大切な何かを「つれ」てくる。

と、おおたか氏によって明かされているが
亡くなった今、このアルバムを聴いていると、同時におおたか氏が人生をかけて愛し続けた
「おと」を連れて旅立ったのだというようにも聞こえる。
「おとずれ(訪れ)」ではなく、「おとづれ(音連れ)」であること、
長らく闘病中であったとの話から察するに
このアルバムが遺作になるであろうことはおそらくご本人も想像ができていて
その覚悟でレコーディングにも臨んでいたはず。

最後から2番目に収録されている「ほしのこともだち」の歌詞には

うたわせて うみがあれるなら
うたわせて あめがやむまで
はれわたる よぞらのしたで
またあえるときまで


とあり、最後の曲は「Aloha Oe」である。

アロハオエの意味は「我が愛をあなたに」または「さようなら」を指す。
「アロハオエ」は愛しい人への別離を歌っているのだが
おおたか氏はこのメロディに

波にゆられゆられて 流れついた島の
今日は最後の宴 踊れ花よ風よ
Aloha Oe Aloha Oe ひと夜の出逢いこそ
Aloha Oe Aloha Oe 忘れないでいて

あなたを乗せた船は 何処へ行くのでしょう
明日は見知らぬ海へ 旅は続くのでしょう
Aloha Oe Aloha Oe ひと夜の出逢いこそ
Aloha Oe Aloha Oe 忘れないでいて


と歌詞をつけた。
最後の宴(レコーディング)を仲間と共に過ごし「忘れないで」と歌って
マイクを置いた彼女の心境を想うと寂しさに胸が詰まるが
「Aloha Oe」の歌唱は、どこまでも優しく美しい。
おおたか静流という歌手が、少なくとも数十年は私の人生と共にいたという奇跡に
「ありがとうございました」を贈りたい。

少しでも興味を持っていただけたなら、是非手にとっていただきたい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする