あの姉歯のオッサンのウソがバレて、再逮捕のニュースが流れましたね・・。
(そういえば、ヘアースタイルにもウソがあったな・・。w)
私はそのニュースを聞いて、「あぁ、やっぱりそうかぁ・・!」って思いましたね・・。
というのは、いくらいい加減な業者でも、壊れるのがわかっていて建物を造るってことは信じ難いと思っていました・・。😅
だから建設業者が設計者へ経済設計を求めるのは当たり前の話で、スーパーゼネコンの鹿島だろうが清水だろうが、どこでもやっていることなのでございます・・。😵
だけど、最低基準はもちろん建築基準法を守る事が前提で、徹底的に無駄を省いた経済設計を研究することなのです・・。
姉歯氏が国会の尋問で、木村建設の東京支店長に鉄筋を少なくしろと圧力をかけられたから偽装したと証言したんですが、実際には正確な構造設計が出来る設計の技術力が無かったからと言うのがどうやら真相のようでございますね・・?😅
例えば、基準値の1.0をやや下回って0.9という計算結果が出た場合、データを修正して1.0にすることはあるかもしれませんが、0.3とか0.5の結果に対して何も講じていないということは、設計者が意図的に0.3にしたんじゃなくて、実は設計の内容を本人がわかっていないからの結果じゃないのかと思っていました・・。
自分の設計が、基準値の半分又は、1/3以下になっていれば、どんなバカな設計者でも建築主や建設会社に、これじゃ少し大きな地震が起きれば必ず崩壊すると説明出来るはずだし、それを聞けばどんな悪徳業者でも強制しないと思うから・・。
しかし、だからと言って、そのデタラメな設計で工事をした木村建設や、基準値を満たしていない欠陥マンションと知りながら、購入希望者にそれを隠して欠陥マンションを販売をしたデベのヒューザーも罪は重いと思います・・。😠
私が工事監理している現場でも、業者に言うことがあります・・。
それは、知っていて手抜き工事をするよりも、知らずに手抜き工事をすることの方が罪が重いと…。
何を手抜きするとどういう結果が予測されることを知りながら、自分の判断で行うのと、何がどう悪い結果になるのかも知らずに手抜きを行うのは、工事技術者として技術レベルが明らかに劣っているからなのでございます・・。
本来やってはならない施工方法を、ケースによっては問題が発生し難いと判断出来る技術者の方が、何も知らずにやってはならない施工法を選択する者よりも未だ許せるって事です・・。
そこで偽装を指摘された木村建設の工事現場を担当していた人達はどうだったのでしょうか・・?
確認申請が下りているからといって、全く設計図に疑義を持たずに施工をしたのか・・?
それとも知っていながら基準値を少々下回ったところで、基準値の中の安全率の範囲内なので、実際には問題無いと勝手に判断して施工をしたのでしょうか・・?
しかし、基準値の1/3以下しかない事がわかっていれば、そのままの設計で工事するはずが無いのが一般的な建設技術者ですから、もしかすると現場ではわかっていなかったのでは・・?
そうなると、建設会社としての技術力を疑うしかありません・・。
それにしても、姉歯氏は今後どう生きていくのでしょうか・・?
デベや建設会社、審査会社は倒産という形で、社会的な制裁を既に受けたのですが、今回の偽装騒動の張本人は奥様の自殺と家族離散いう悲惨な結果も生んでしまいました・・。
で、欠陥マンションを購入した入居者たちはどうなる・・?😵