いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

Choco.さんの怖いもの

2016-05-17 | 叱りも罰もない犬との暮らし方

くわくわ森はちいさな雑木林

Choco.さん結構いろんな怖いもの、嫌いなものがあります。

たとえば、幼児用自転車の補助輪、キックスクーター、キャリーバッグなど小さな車輪の音。

ミニバイクは大丈夫なのに新聞屋さんや郵便屋さんの乗るカブスクーターのエンジン音。

子どもたちに限らずひとりであっても誰かがバタバタ走る音・・・。

同じ音でも雷や花火はそれほど気にならないようです。

そんな中で一番怖いものは2011年3月11日の東日本大震災のときの揺れと緊急地震速報の警報です。

これは両方で1セット。強く結びついているのです。

大震災の時、家の中のものがいろいろと動いてしまったので、それを抑えたりするためにChoco.を

クレートに入れてしまいました。

クレートの中で訳も分からず酷く揺れるし、しかも私たちもテレビも大騒ぎしていたわけですから、

それらはChoco.の怖くて不安な気持ちを助長したに違いないと思っています。

余震などが一段落して落ち着いたころには、かわいそうなことをしてしまった…とは思ったけど

でもその時はChoco.のことを考えられないほど私もパニくっていました。

 

昨日も緊急地震速報がなってChoco.は瞬間飛び起きてドアの方まで逃げていきました。

その時はどうしたかというと、Choco.を追いかけて行った私はChoco.を抱っこでホールド。

もちろん自分の心臓の鼓動がぴったりとくっついたChoco.に伝わるでしょうから

まずやったことは、深呼吸。そして赤ちゃんをあやすときのように少しリズムをとって

体を揺らしました。これって不思議と自分のリラックスにもなるもので・・・。

特にChoco.に声はかけなかったけれど、娘と「まだ揺れてるねぇ、震源地はどこらへん?」などと

普段おしゃべりするように会話をしていました。

抱っこの間はパンティングもなく、揺れが収まってゆっくりと降ろした時にはもう落ち着いていました。

 

誰にでも怖いものや不安に感じることはあるでしょうが、「これくらいは大丈夫」と思えるのは

大丈夫な経験を積み重ねて初めていえることだと思います。

動物にとって怖いということは、きっと大昔原始人が地震や噴火などの天変地異にあったときのように

なにかわからない、命にかかわるほど怖いことであり不安なことではないかと思います。

子どもがなにかに怖いと言ったら、親は手をつないだり、抱きしめてあげたりしませんか?

それって子どもにとってホッとできることであり、安心できることですよね。

犬のChoco.だって家族の声や腕や体温や呼吸や、家族や自分のにおいがするベッド…など

「安心」という心のよりどころになるものがあったら怖さも少しやわらぐのではないでしょうか?

そういう経験を積んでいって初めて乗り越えることができるようになるのでは?

恐怖って強い刺激ですから克服するにはたぶん時間がかかると思います。

今回みたいにフラッシュバックすることもあるでしょうし・・・。

 

だとしても怖がっているときに「大丈夫だからね。」を伝えてあげられるように、

そして安心の壺が満タンになっているように

普段からの取り組みが大切だなぁ…と改めて思いました。

こういう時にどう取り組むか…。

これこそ動物福祉に則って考えることが大切ですよね。

 

 



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