嵐に書く 日米の半世紀を生きたジャーナリストの記録/古森義久/毎日新聞社/1987
米沢の上杉藩の下級武士の子として生まれ、貧乏の中で育ったものの、上京し、渡米し、とんとん拍子で当時の日本、アメリカで知られるジャーナリストとなった河上清と妻ならびにその長男夫婦のエピソードを紹介した本。
河上清は、日本にいたときは日本語で、アメリカ在住時は英語にて言論活動した、実に才能豊かな人だった。
学業の傍ら、キリスト教と社会主義に興味を持ち、渡米してからは日本への愛国に目覚め、日本の外務省広報活動の一翼を担っていた時期があった。
扱う分野が変遷することに違和感を覚えることを除き、能力的にこの人を越える人は、当分出ないだろう。
なお、幼少期、河上家(宮下家)には、古事記、日本書紀、四書五経等の本があったという。本人の才能以外に学問好きの血筋と周囲の配慮があったから、このような人生を送ることになったと理解したい。
米沢の上杉藩の下級武士の子として生まれ、貧乏の中で育ったものの、上京し、渡米し、とんとん拍子で当時の日本、アメリカで知られるジャーナリストとなった河上清と妻ならびにその長男夫婦のエピソードを紹介した本。
河上清は、日本にいたときは日本語で、アメリカ在住時は英語にて言論活動した、実に才能豊かな人だった。
学業の傍ら、キリスト教と社会主義に興味を持ち、渡米してからは日本への愛国に目覚め、日本の外務省広報活動の一翼を担っていた時期があった。
扱う分野が変遷することに違和感を覚えることを除き、能力的にこの人を越える人は、当分出ないだろう。
なお、幼少期、河上家(宮下家)には、古事記、日本書紀、四書五経等の本があったという。本人の才能以外に学問好きの血筋と周囲の配慮があったから、このような人生を送ることになったと理解したい。
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