退職年齢の延長により、65歳まで働けるようなご時世となった。
60歳以降の給与は、高いとは言えないが、働くことが生き甲斐の人にとっては、満足できる水準にはあると私は思っている。
ただ、高齢化に伴って起きる現象に注意を払う必要を私は指摘したい。
どういうことかと言うと
身体機能は20台と比較して確実に低下する。
特に、視力の減退が著しいと感じている。
そのほかにあげられるとすれば、
感性
認知
創造力
ということになるような気がしている。
美しいものを美しいと感じ、
清らかなものを清らかであると認識し、
無から有を生むパワー
は、知の世界の価値を知るのであれば
お金で換えられないものであると私は思っている。
従って、65歳まで働き続けることは自分をいたずらに摩滅させるために貴重な時間を浪費している
可能性があることを指摘したい。
働いて生計を立てることは人間として当然である。
だが、それなりの貯えがあり、その後の不安がないのに
他にすることがないという理由で
目先のお金を得ることのためだけに働くことは、
自分の感性、認知力、創造性を退化させ
生ある時間を無駄にしているような気がしている。
俗世的に読めば、トルストイの「光あるうち光の中を歩め」という本は、そのことを指摘する名著である。
少なくとも私はそういう価値観だったので、早期退職を決断し、実行した。
「青春」という名の名詩を書いた、サムエル・ウルマンによれば、青春は心の若さであると言う。
青春
http://home.h03.itscom.net/abe0005/ikoi/seishunn/seishunn.htm
なお、私は、カネよりも心の若さを保ち生きる大切さを選んだに過ぎない。
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