閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

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ユダヤは日本に何をしたか 我が愛する子や孫に語り継ぎたい[新版]

2014年08月07日 | 書評 歴史
ユダヤは日本に何をしたか 我が愛する子や孫に語り継ぎたい[新版]/渡部悌治/成甲書房/2009

昭和10年代、敗戦に至るまでに、ユダヤ人とその影響下にあった、キリスト教信者、共産主義者が日本国内で企てた謀略等について、書かれてある貴重な本。

著者の経歴、本の目次等は、以下のサイトにて読める。

http://www.marino.ne.jp/~rendaico/judea/hanyudayasyugico/nihonnokenkyushi/watanabeteijishinokenkyuco.html
著者渡部悌治は、明治45(1912)年山形県生まれ。東北学院神学部から国学院に転学。昭和16(1941)年卒業後、神道大教本局・神道学院に奉職。1943(昭和18)年より1945(昭和20)年の敗戦による解散命令の日まで、当時ユダヤ研究の最先端機関であった「国際政経学会」監事を務める。実際にユダヤの手先・工作員らの動きを丹念に調べた。


この種の本は、とんでも本扱いされてきたケースが多いが、この著者が書いていることは、実地調査、聞き取り調査したうえで書かれているようである。

共産主義者たちの政界暗躍、軍部潜入、キリスト教の反日運動など、当時のことが書かれている。

著者は、「国際政経学会」監事であり、「国際秘密力の研究」(昭和十一~十五年、全六冊)、「月刊猶太研究」(昭和十六~十九年、全三十九冊)に係わっており、この本は、その要約版と思われ、史料価値があると考えられる。

また、「序にかえて」にて

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この小書は、書き記すべきことの万分の一にも満たぬものである。読者がこの一冊を双眼鏡として世界の動きの過去と現在を見て、将来を想い計るための一助となされるならばと思うのである。

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と結んでいる。

信じる信じないは別として、近現代史に関心ある方なら、読んでおく価値がある歴史書ではないかと思う。

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