閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

失敗の本質  日本軍の組織論的研究

2013年09月07日 | 書評 軍事
失敗の本質  日本軍の組織論的研究/戸部良一、寺本義也、鎌田伸一、杉之尾孝生、村井友秀、野中郁次郎/中公文庫/1991

大東亜戦争の重要な戦いについて、組織論的視点から分析を試みた良書。
実際の戦闘、物量差以外に、勝敗を決する要因が多々あることを知ることは重要である。

類似本に、わかりやすい解説があるので参考となるだろう。
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2012-09-08
http://www.hitachi-hri.com/research/recommend/b09.html

ミッドウエー作戦だけでも読む価値はあると思うし、当時の空母は、日本は使い捨て、アメリカの空母は何度も修理して使用する前提でダメージ・コントロールを設計時に施していたそうである。


目 次

序章 日本軍の失敗から何を学ぶか
1章 失敗の事例研究
2章 失敗の本質・・・戦略・組織における日本軍の失敗の分析
3章 失敗の教訓・・・日本軍の失敗の本質と今日的問題

事例研究対象
ノモンハン事件(1939年5月)
ミッドウェー海戦(1942年6月)
ガダルカナル作戦(1942年8月)
インパール作戦(1944年3月)
沖縄戦(1945年3月)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 歴史写真のトリック 政治権... | トップ | こんな学者にだけはなっては... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿