とかく社会では筋を通す人は嫌われる。
道理ばかり言って、現実を知らない愚か者とまで言われることもある。
さて、先日、日本では知らぬ者がいない、あの任侠団体関係者に対する2011年10月2日付の産経新聞社のインタビュー記事を読んだ。
そして、驚いた。
新聞社側はこれでもか、というくらい痛いところを突いて質問しているのだが、どれも理路整然と回答しているのである。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111001/crm11100112010000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111002/crm11100212000002-n1.htm
聞く方もかなり勇気のいる質問ばかりだが、答える方も何の躊躇もなく、社会を構成する一員としての認識を持って任侠の立場で語っているのである。
誰でもなれるものではなく、破門される人も多いとまで語っているのだ。
この言葉と現実に乖離があるのかどうか、私には確認できる手段はない。
しかし、どんな業種のどんな立場の人間だとしても、現実の利害関係において、妥協することが大人の生き方として当然であるかのような風潮にある中で、任侠であるが故に筋を通して生きるために己を厳しく律し、正々堂々と渡り合う姿は、ひょっとするとどの業界も及ばないのかもしれない。
そして、あなたに問いたい。
あなた自身の人生や仕事について、ここまで明快に筋を通せるかと!
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