閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

上司に仕返しする人しない人

2024年06月09日 | Fire生活
早期退職して十数年が経過、無事年金生活者の生活に滑り込んだ。 早期退職する1年前、会社で重大問題隠蔽を根拠とする内部告発があり、(不祥事隠蔽の当事者でない)管理職がその内部告発によって降格処分となった。内部告発者は、上司の人事評価に不満を持つ人で私の大学の後輩。その上司と私は親しかった関係で、人事処遇の不満が内部告発の動機となったことを知らされた。 内部告発者は、人事上の不満を内部告発という仕 . . . 本文を読む
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勝者へのルール

2024年06月02日 | 書評 金融経済
勝者へのルール/林輝太郎/2008/同友館 株式相場で勝ち続けるために、必要となる基本中の基本について解説した本。著者は、この種のノウハウ本の有名人。かつて、兜町の千代田書店にあった株の専門書店に行けばこの方の書いた数万円の本が置いてあった。本書は入門書に過ぎない。心構え的なこと、情報の取扱いに関すること、日常の習慣において最低限必要なこと、とりわけ技法にこだわることについて、繰り返し繰り返し述 . . . 本文を読む
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アメリカ民主党の崩壊

2024年05月26日 | 書評 政治
アメリカ民主党の崩壊/渡辺惣樹/PHP研究所/2020   過去20年間に的を絞り、アメリカ民主党政権がしでかした悪行について、歴史書風に編集した本。 渡辺惣樹の本なので駄本ではなく、意図を持って書かれている。一言で言うと、この本は過去20年間、日本のマスコミ、特にワシントン駐在の特派員が報道してこなかった情報集である。ワシントン駐在特派員が報道していたなら、この本は刊行する価値が . . . 本文を読む
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早期退職して実現したかったこと

2024年05月19日 | Fire生活
早期退職して隠居すると宣言すると、多くの人はのんびりとした怠惰な生活をイメージするかもしれない。 実現したかったことを具体的に述べたい。 高校時代、100円の文庫本の哲学書を何冊も読みながら、これらの本を受験勉強、仕事、金という束縛から逃れ、完全隠居し自由な気持ちで読めたらどんなに幸せなことかと何度も思った。 どうすれば実現するのか考えた。 それから三十数年間、五十歳過ぎても同じ気持ちを持 . . . 本文を読む
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死ぬための教養

2024年05月11日 | 書評 エッセイ
死ぬための教養/嵐山光三郎/新潮社/2003 「死」というテーマの、エッセイ本。文章文体的には、アングラサイト二階堂ドットコムのノリなので、この本は遊び感覚の本と勘違いする方がおられるかもしれないが、深く読み込んでいくと究極的視点で突き詰めた末に、各界の著名人の生きざま、死にざまを例に見解を述べている。 タイトルにある「教養」とは、「死」を人生の最終到達点、「死」が人生を完成させると考えると、 . . . 本文を読む
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理想やモラルを語る前に

2024年05月04日 | ビジネス
民業化が進む、幼稚園、保育園業界において、異常なまでに理想論を語り、従業員に対してはモラルを説かれる、経営者がおられる。 企業理念的には宗教法人レベル。実態はどうか。社内に技術者がおらず、営繕担当がいない。補助金工事なのに、現場立会い、引渡し検査も碌にしない。設備工事も同様。住民説明は、要望だけ聞いて、後は無しのつぶて。 その結果、騒音公害が発生した。しかし、その経営者は対応を元請けに丸投げ。 . . . 本文を読む
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虚像のロシア革命/渡辺惣樹/徳間書店/2023

2024年04月27日 | 書評 歴史
虚像のロシア革命/渡辺惣樹/徳間書店/2023 第一次対戦時代に勃発したロシア革命に関して、各国関係者の動きを整理し、結果論からロシア革命を総括した歴史書。 過去出版されたこの種の歴史書を一新、読む必要が無くなったと思えるほどの出来栄えである。特に注目すべきは、チャーチル、ウッドロー・ウイルソンである。ドイツ、ロシア間でまとまりかけていた和平への道を英米がぶち壊したと渡辺惣樹は分析している。 . . . 本文を読む
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Fire生活を夢見た最初のきっかけ

2024年04月21日 | Fire生活
早期退職し、Fire生活に入りかれこれ十数年経過。今は年金で生活しております。 さて、表題にありますFire生活ですが、最初にFire生活を夢見たのは高校時代。受験戦争の真っただ中、人並み以上にガリ勉でした。勉強が嫌いな訳ではなく、制約なく自由に勉強したいと正直思いました。当時は、文庫本の哲学書を読み漁りました。 いつか自由に学べる時を手に入れよう、その気持ちは、大学時代、就職後も消えることは . . . 本文を読む
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図説 ドイツ名景の旅 南ドイツの28古都とザルツブルグ

2024年04月13日 | 書評 旅行
図説 ドイツ名景の旅 南ドイツの28古都とザルツブルグ/谷克二、武田和秀/河出書房新社/2001 南ドイツの名所の写真に、歴史的背景に関する解説が付記されている本。若い頃、長期海外出張期間の休暇を利用して、南ドイツを鉄道とバスで旅行したことがある関係で、懐かしく読ませていただいた。この地にこれから旅行しようとする人はこの本には地図が不足していると思うかもしれない。が、一度訪問した人の場合、地 . . . 本文を読む
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イギリスの田舎町 森と緑と田園風景に心安らぐ旅

2024年04月06日 | 書評 旅行
イギリスの田舎町 森と緑と田園風景に心安らぐ旅/阿部泉他/日経BP出版センター/2002 タイトルは田舎町とあるが、実態は地方都市の旅行ガイド。過疎化、人口減で廃墟化しつつある日本の地方都市と比較して、イギリスの田舎(地方都市)は、石造りの家が多く、伝統的に住んでいる人が手入れを怠らないこともあり、日本のようになってはいない。 ハリー・ポッターやミス・マープルシリーズで出てくるイギリスの景 . . . 本文を読む
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