奄美自然観察記

高のフィールドより

アマミノクロウサギ、イヌに捕食か?

2005-12-18 05:11:05 | 哺乳類




奄美中央林道でアマミノクロウサギの毛が散乱し、一部内臓
がありました。こうした場面は、これまでも何回か見ているの
ですが、状況から判断しておそらくイヌに捕食されたものと思
われます。山林などにイヌ、ネコなどを捨てるとこういう結果に
なるので、今後とも私たちが強く自覚していく必要があります。

アマミノクロウサギの死骸の下には、奄美大島や徳之島に生
息している糞中のオオシマセンチコガネが3匹ほどいました。


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2 コメント

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野生の保護。 (しら)
2005-12-19 16:34:05
何年か前に訪れた北海道の天売島でも

野生化した飼い猫が、海猫たちのヒナを次々に殺してしまうらしく事態はとても深刻でした。地元の石川県の七ツ島でも誰かが放した飼いウサギが海鳥の巣穴を占領してしまい問題になっていました。野生の生き物たちのことを私たちはもっと真剣に考えないと取り返しがつかなくなりますね。
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大事な課題です (インプリ高)
2005-12-20 18:47:08
しら さま



そうですね。奄美ではいま最も優先されるべき課題のひとつだと思います。マングースについては、2000年から、環境省が中心になって駆除の取り組みが続けられていますが、山奥のイヌやネコ、川に放されたバリケンやニシキゴイ、植物まであげればきりがないほどですが、外来種の問題は奄美のような島にとっては、特に避けては通れない大切な課題となっています。
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