イノさんシゲさん

井上出と重松彬の往復メール

上海雑感(イ)

2007-10-24 09:53:08 | Weblog
平成19年10月23日

上海旅行雑感 (3) - 箱物を作ってもソフトが追い付かない中国

今回宿泊したホテルはPARKVIEW HOTELと言う新しいホテルで一応ファイブスタ-ホテルでした。 料金も中国では高級ホテルに属して居るのですが現地の取引先の顔で値引きがあり900元(約15,000円)でした。

ところがこのホテルは未だ完成して居らずフィットネスクラブのフロア-はクロ-ズで私の好きなサウナもマッサ-ジも駄目。 レストランは禁煙席なし。 ビジネスセンタ-の女性には英語で充分意思を伝えられない。 バスル-ムに花瓶があっても花はなし。 石けんは1個でそれを洗面台とシャワ-ル-ムと浴槽で共用しなければならない。 靴ベラはなし。 それでいて入電(FAX)は1枚につき2元(約34円)チャ-ジして来る有様で私の様な素人でもこのホテルの改善しなければならない点が沢山みえました。

10月5日の私のブログで中国の大都市近辺の河川の90%は汚染されて居ると御伝えしましたがシャワ-を浴びて居ても水に臭いがあり不快でした。 勿論飲めませんし歯を磨くにもミネラルウォ-タ-を使わなければなりませんでした。 そんな事もあってか1日2本のミネラルウォ-タ-が部屋に無料で届いて居ました。

北京オリンピックも箱物がいくら立派に出来上がってもソフトが伴わず色々問題が出る事間違いなく兎に角サービス精神に欠ける中国人に先ず必要なのは笑顔だと思います。 長い間共産主義国家で育って来た人達は笑うと言う事が罪悪であるかの様な意識を持って居りこれを変えるには時間が掛る様に思いますしお互いに助け合うと言う事も苦手の様ですからオリンピック参加者達が好印象を持って帰国出来るかどうか心配です。

上海のPUDONG空港の中の電球切れは相変らずですし臭いでトイレの場所が判る国際空港は世界にも例が無いと思います。 ソフト面の充実が中国には強く求められて居ます。

井上  出