四季舞彩

季節が舞う彩りをお届けします

学び舎「EOS」 近況報告

2009年09月17日 | 学び舎「こころの風」
皆様へご無沙汰しております

戻ってきまして4ヶ月と15日が過ぎました。
未だ生活パターンが定着しないで・・・
あれもこれもとリズム感なく落ち着かない日々です

私めって奴は一度に二つも三つ同時にこなすことが出来ず
おろそかになっていた片付け事が2つあり、
優先するひとつを連休には完結しなくてはなりません


こちらのブログも随分おろそかになっておりました。
紹介出来る画像がないのでなおさらなのですが・・・。

枚数はあっても内容乏しく公開できるものでも御座いません。

EOS大阪学園の成果はどうなってんねん!?

すでに二回の実習をいたしましたが・・・
正直、画像も気分の乗らない結果になっております。

ちょっとカメラも気分を一新して
始めの一歩からやる方がいいのかも

ステップⅡに入学しようかと思っております

そうそう今、行っている教室の生徒さんで俳句を一緒に習っている
人から、俳句も写真と同じようにイメージや状況を詩にするもので
写真と共通します。
タイトルなどをつけるのに言葉が作品そのもので
とても勉強になるそうです。参考になりますね。

学び舎「こころの風」第七話

2008年11月22日 | 学び舎「こころの風」
その日がやってきた

記念すべき第一回のど自慢大会が始まる
施設内110名の中から幼児を除いた子供達90名と
保母さん先生が12名見物も含めて参加した
華やかな開幕となる

最初は幼稚園児のお遊戯&合唱団 保母さん方が教えて練習された
ご苦労を思うと感激するシーンとなる。
観ている先生の方が心配そうなのだが
子供達は元気いっぱいに演技を披露してくれた。

低学年は振り付けを入れた合唱が多く、高学年になると
ペアかソロで話題曲を歌うケースが多くなる
間に飛び入りの先生と保母さんの歌や演技が御披露目され盛り上がる
生演奏で唄うのは結構難しいのだが子供達の感性は大きく外れることなく
無難に反応するところはビックリだ。

審査する方も大変
得点表の項目に点数をつけていきながら合計をするのですが
やはり、感情の得点が加わりやすく、評価することの難しさを知る

採点は8人の審査員が得点表をつけたものを集計して各賞を決めるが
多いほうが正解とも言えないところは8人の意見を取り入れ決定する

今回、用意した景品は子供達全員にお菓子袋を配る
出演者に参加賞  
優勝トロフィーと副賞 準優勝 三位  
他に4賞を準備した。
低学年生にも賞が当たるように配慮して賞品の数を揃えるのは大変だった
出場しない子も応援で楽しんでいた。

27組の全員が終わり審査をする間は余興の生バンドサービス
4時間の拘束は幼稚園児にとってちょっと長い時間かな
待ち遠し審査結果の発表

優勝者は全員一致で高校三年性の女の子に決まる。3月に卒業する女の子。

ここの施設は高校を卒業するとこの施設を出なくてはならない決まりがある
2~3歳頃から預けられて18歳になるまで住み慣れた施設を離れる気持ちはどんなものであろうか。
保母さんや先生方園長が育ての親となる。

片親で世話が出来なくて施設に預けられる子供は
週末や年行事の休日には帰れる家があるが、
帰れない子供達が半数近くいるそうだ。
これほど笑顔を振舞ってくれる子供達に触れると
親である大人たちに憤りを感じずにはいられません。

子供達が欲しいと思うものはモノやお金ではない
一般の家庭と同じように親と一緒に行けるデパートや公園に
家族の絆や温かな家族愛を求めるという
決して贅沢でもなく 子供達にとっては当たり前の家庭の姿なのだ。

第一回のど自慢大会が終わって感じたことは
喉自慢大会のスポンサーの立場でばなく、
一緒に楽しんでいる仲間として迎えてもらった気がした
そしていろんなことを学べる機会であった。

毎年続けていこうと決意して子供たちと約束をする。

              つづく


画像ー1 奥多摩湖 






画像ー2

音楽祭




学び舎「こころの風」第五話  

2008年11月01日 | 学び舎「こころの風」
真の宝物


先生とO君を交えて施設側の希望と企業として何か協力出来るのかを考える
学園の希望は継続してもらえること。
毎年続けることで子供達は親しみ慣れてきて、楽しみの行事として
迎え待つ気持ちになるそうだ。

O君の思い出深い学園の生バンドで唄える「のど自慢大会」を
主催することとなった
参加対象は幼稚園児から高校3年生と飛び入り保育士さんや先生までなので、
幅広い年齢層が対象者となるので全員が楽しい時間となるような企画が必要となる。
早速会社の理解を得て予算と協力スタッフを募ることになった。
施設学園支援プロジェクトの発足で10名の支援希望者が手を挙げてくれた。
予算 20万までの承諾を得る
開催は11月3日の文化の日とする

企画準備は仕事を終えてからの時間となるので、決して楽なものではないが
喜んでくれるはずの子供達の笑顔を想像しながら進めた

ここでとても大切なことを学んだ
子供達の喜びはモノがもらえることではなく、
参加して競うことで得た勝利の代償を得た商品が宝物となって喜びとなる。

これは大人も子供も同じこと。経済的なことで与えられたモノには感激はない。

順位商品と賞状を準備、幼稚園児3歳~低学年 高学年 保育士さんなどを対象に企画。
一番大変なのが、出演者がエントリーする歌の楽譜つくり、
楽器担当は幸い社員にセミプロのような音楽家?がいてブレーンに声を掛けて協力を得た。
ピアノ・ギター・ドラム・ベースが揃う。本格的な生伴奏

子供たちの喜ぶ笑みを想像しながらスタッフは企画した。


画像ー1 

コスモスと蜜蜂 巾着田




学び舎「こころの風」第四話

2008年10月23日 | 学び舎「こころの風」

施設に訪問した印象がイメージと違っていたのには驚いた
正直、もっと暗い雰囲気で特別の施設と先入観でみていたのです。
学園担当の先生を交えて御話を聞く事が出来た。
施設の子供達は大人に対して不信感を持っていて
心の閉鎖的な子供が多いらしい。

虐待や親の離婚の為に犠牲になっている子供
全て大人の勝手な都合による犠牲者でもある。
もっとも心の傷は家庭の温かみを味わえない子供達
M君が想像していた中で経済的な理由から物欲に飢えているだろうと
大きな間違いをしていたことを後で気付かされることになる。

O君のことにもう少しふれてみると、
学校を卒業すれば福祉の仕事に就きたく勉強をしていた
出来れば自分が育ててもらった学園の教師として
お世話になった保母さんや子供達に恩返しをしたい夢を持っていた。
なんと素晴らしい目標と夢をもっている少年なのだろう

施設が家庭となって同じ屋根の下で集う家族なのだ。
このような同じ境遇に育っている環境の子供達は団結力あり
御互いに助ける気持ちがあって年下の子の面倒見がよく兄弟愛が豊だと思えた。

一方 
当たり前の一般家庭の中で我侭に育てられる子供は
モノや金で解決しようとする親達の育て方に多くの問題を抱える。

そんな皮肉な結果を見比べてしまったM君であった。

学び舎「こころの風」三話

2008年10月19日 | 学び舎「こころの風」
>そんな子供たちの心の中はどんな思いなのか・・・わかりますか?』

そう聞かれたとき 返す言葉もなかったが、
Mにはドキッとする言葉だった。

ものごとが理解できる時には
両親がいて裕福ではなくとも愛情いっぱいに育ててもらった様子は
今でも、はっきりと想い出せる。
朝目覚めると、台所から朝食の用意をする母の様子が伝わってくる
家族揃っての朝食は幸せな一日の始まりである

父や兄弟を送り出す優しい母の声
学校から帰ってくると 兄弟のおやつが公平に用意されており
なんだろう・・・?とおやつ入れを開く時は楽しみの一つであった。
父が帰ってくると家族そろって楽しい夕飯の団欒が始まる
寝るまでの出来事は ごくごく当たり前の我が家の日常姿であった。
話は横道にそれましたが、

O君は施設に預けられた時の幼児の頃を語ってくれた。
当時、大学生の音楽クラブが定期的に訪問して生伴奏で
のど自慢をした頃の懐かしい想い出を聞かせてくれた。
歌手のように生バンドで唄えることは当時の学園児の間では
とても楽しみな想い出でとして強く残っていたそうだ。
それが・・・間もなく断ち切れてしまった。


初めて施設の学園を訪れた時 学校から帰ってきた子供達に迎えられる
こんにちは!こんにちは!元気な挨拶の声が飛び込んでくる。

なんて礼儀正しい子供達なのだろう・・第一印象だった

学び舎「こころの風」 二話

2008年10月15日 | 学び舎「こころの風」
秋らしい季節になりました
時間を大切に楽しみたいですね


学び舎「こころの風」二話

養護施設ののど自慢大会を開催するきっかけとなったのは
勤め先にアルバイトで働いていた学生との出会いから始まる

夜間高校に通学していたO君がいた。
二人兄弟の兄で、お父さんは奥さんと離婚
父親ひとりでは兄弟の世話ができない理由で施設に預けられていた。

ある時仕事を手伝ってもらっている時に
身の内話での中でO君が言った言葉に

『今、施設でお世話になっているけれど
2歳から18歳の子供が101人がお世話になっています

子供たちは本来なら家族と言う温かな家庭の中で育っていく
そんな当たり前と思うことが当たり前でない世界で生きて育つ

家庭・家族という温かみを知らないで大人へと育っていく

そんな子供たちの心の中はどんな思いなのか・・・わかりますか?』


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画像ー1 自己主張 







画像ー2 自己主張








画像ー3 自己主張 








画像ー4 自己主張 








学び舎「」こころの風」まえがき

2008年10月14日 | 学び舎「こころの風」
学び舎「こころの風」☆花には水を人には愛☆ををスタートします。

今日のテレビで児童養護施設がいっぱいで
入居出来ない事態が起きているという。
理由は・・この十年間で児童虐待が7倍に増えているらしい。

本来これらの施設は親を亡くした児童を生活保護するための施設だが
現在は入居する児童の6割は親からの虐待が原因で保護されている。

なんで関心をもったかと言うと
M君は6年前まで10年間程施設の子供たちに
のど自慢大会を主催で開催していた時期があった。
その間施設の子供達からいろんなことを学ぶ機会だったと今思う。

この事実をホームページに伝えたく作りかけたことがあった。
しかしそのHPを公開できることができなかった。

今日のテレビを見て
「あべき姿」を実体験の中から伝えたいと思った。


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画像ー1

晩秋の頃 公園で遊ぶ子供たち





画像ー2

秋は寂しさを 誘う






画像ー3

こころ温かい 春をまつ