タツノヒノエ

神仏への道-神社仏閣巡りから、古代の神々との出会い

坐禅・・・

2022-07-28 08:02:30 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

おはようございます (◎_◎;)

今まで二度ほど禅寺の坐禅会に参加したことがあります。

某県の、臨済宗 (りんざいしゅう) 寺院。

夜の座禅会でしたが、

「透明な世界」でした。

「目は開け放しておくように」「耳も開け放しておくように」「頭に想念が浮かんだら、浮かんだままにしておくように」

薄暗い堂内、灯明の明かりの中での坐禅は、

とても神秘的でした。

隣の人が、ヒザを「ボリボリ」かく音も、斜め向かいの人が、つばを飲み込む音も、

遠くでカエルたちが鳴く声も、

「あるがままに、見え、聞こえます」

老師が、警策 (けいさく きょうさく) を持って、「すっ」と立ち上がり、

参禅者の間を、「すっ」「すっ」「すっ」と音もなく歩いていく姿も見えます。

そして、姿勢が悪い人や、集中できていない人の前に立ち、

「ぱーんぱーん」と叩く音も聞こえます。

すべてが「あるがまま」です。

そして、老師について、参禅者全員で、境内を

「経行 (きんひん・・・歩く禅) 」します。

その時も、すべてが「あるがまま」です。

「無色透明な世界」。

それが、私が参禅した時に感じた、

「禅の世界」です。

臨済宗は、「公案禅」と言われ、出された「公案」を坐禅しながら考える禅と言われますが、

私が参禅した時は、曹洞宗の禅と同じく、何も考えない坐禅でした。

そのことを、曹洞宗の方丈 (ほうじょう=住職) に言うと、

「おかしいなあ・・・臨済は公案しかやらないハズだけどなあ」と、訝しんでいました。

ただ、曹洞宗と違い、「壁を背に座りました」。

曹洞宗は、「壁に向かって座ります」。

ではまた。

・・・・・

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