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日々の生活の中で印象に残ったあらゆる場面を大切に切り取っていきます。

『三谷幸喜のありふれた生活 8・9』

2011-08-02 23:53:29 | 読書
                                    

作者 三谷幸喜
出版社 朝日新聞社
発売日 【第8弾】 2009/12/18 【第9弾】 2011/4/28

内容 【第8弾】伝説の劇団の15年ぶりの公演や、体を張った映画の宣伝活動、1万人の前での演奏など、人気脚本家の刺激に満ちた日々をユーモラスに描く。本書特別企画、東京サンシャインボーイズ12人による復活記念座談会も収録。 【第9弾】ニューヨーク・ブロードウェーで行われた初公演「トーク・ライク・シンギング」の話題を中心に、愛猫オシマンベとの最期、大量の枝豆との格闘など、人気脚本家の日々の出来事を独特の感性で描く。


 楓さんの朝日新聞連載のコメントを頂いて思い出した三谷さんの連載エッセイ集第8・9弾。このエッセイ集はずっと読んでいて、このブログでもその都度感想を書いていますが、そういや最近読んでないなぁと思ったら、最新刊の第9弾の前の第8弾も読んでませんでした。なので、まとめて購入し、一気に読破。

 ご夫婦の離婚がほんとに残念だったので、エッセイの中で小林聡美さんのお話が出てくると、ちょっとしんみり。またエッセイ自体も、三谷家の動物たちが老衰からこの世を去ってしまう(2匹の猫ちゃん)というお話が中心でもあるので、読んでいて切なくなることがしばしば。

 ただひとつ言えるのは、三谷さんはほんとに動物思いであるということ。三谷家のワンちゃんや猫ちゃんたちは、れっきとした家族の一員であり、三谷さんは常にあったかい愛を動物たちに注いでいたのね、って思える、ほんとに優しい飼い主さん。“おしまんべ”と"おっしー”の最期を看取るエッセイにはホロッときてしまいました

 第9弾の最後には三谷さんが携帯で撮った三谷家の動物たちの写真が掲載されているのですが、それが可愛いのなんのってそれにこのエッセイの挿絵を担当されている和田誠さんの三谷家の動物たちのイラストも実際の動物たちにビックリするくらいそっくり特にそっくりなのは、三谷家で唯一のワンちゃんである“とび”もう似すぎ!

 2匹の猫が逝ってしまった後、三谷家には新たな家族 猫のぺーが増えたそうなのですが、そのお話は次回のエッセイでとのこと。

 この第9弾までに収録されているのは2010年4月に放送された『わが家の歴史』のお話まで。なので、次回でもまだご夫婦のままなのかな、って感じかな。 

 あ~、でもしつこいけど、やっぱり離婚して欲しくなかったなぁ・・・。三谷家の動物たちは一体どんな風になったんだろ・・・。


 シリーズレビューはこちら 第1弾 第2弾 第3弾 第4弾 第5弾 第6弾 第7弾

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