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日々の生活の中で印象に残ったあらゆる場面を大切に切り取っていきます。

『真夏の方程式』

2013-07-11 20:22:05 | ましゃ
製作年 2013年
製作国 日本
監督 西谷弘

ストーリー きれいな海に面した玻璃ヶ浦で計画されている、海底鉱物資源の開発。その説明会に招待された物理学者・湯川学(福山雅治)は、緑岩荘という旅館を滞在先に選ぶ。そして、そこで夏休みを過ごす旅館を営む川畑夫婦(前田吟、風吹ジュン)のおい、恭平(山崎光)と知り合う。次の朝、堤防下の岩場で緑岩荘に宿泊していたもう一人の客・塚原(塩見三省)の変死体が発見される。図らずも事件に直面した湯川は、旅館廃業を考えていたという川畑夫婦や、夫婦の娘で環境保護活動に奔走する成実(杏)らと塚原の思わぬ因縁を知る。

キャスト 福山雅治,吉高由里子,北村一輝,杏,山崎光,塩見三省,白竜,風吹ジュン,前田吟他

予告編


オフィシャルサイトはこちら

映画版前作『容疑者Xの献身』のレビューはこちら



 個人的評価【まぁまぁ

ダメダメ 微妙・・・ まぁまぁ(3が基準) あともう一歩 完璧



 ましゃには申し訳ないのだけれど、劇場で観る予定ではなかったんです。DVD化されてからでいいかなぁ、と思っていて。ところがTwitterでの作品評価が割とイイことが多くて、中には最近の邦画作品の中では特にオススメだなんていうTLもよく見ていたので、ちょっと気になり始めていて。だったら、時間が合えば劇場で観ようかなと思いまして。とはいいつつ、実は当初は『モンスターズ・ユニバーシティ』を観るつもりで昨日は予定を立てていたのですが、湯川先生の時間がその前に上手い具合に合ったので、急遽予定を変更して、湯川先生を鑑賞(サリー、ゴメンね。来週こそ観るつもり)

 前作の『容疑者Xの献身』のときもそうでしたが、やはり私は『ガリレオ』シリーズは映画版のほうがスキです。連ドラのテイストとは全然違う。なので、連ドラを観ていない方にも断然オススメしたいのはこちらの映画版。

 なんなんでしょう、この映画版での切なさは・・・。

 TLでも話題になっていた前田吟さん。もう泣かせる泣かせる。妻、そして娘を心から愛し、家族を、そしてある秘密を守るためにひたすら隠し通そうとする。母と娘はその親子の秘密を父親は知らないものだと思い、母と娘も父親には知られないように、家族の絆を守るために2人もひたすら隠し通そうとする。3人それぞれが家族を大切に思っているからこその決断。


 家族の中でいちばん辛かったのはお父さんだったのではないのかな・・・。

 


 杏ちゃんはもうすっかり女優さんとしての地位を確立しましたね。

 


 母親役の風吹ジュンさんは、過去に実は色々あって・・・みたいなイメージが個人的にはもうすっかり定着しちゃってて。なので、今作でもやっぱりピッタリで

 そしてこの川畑家族と関わることになったのが湯川先生と川畑家の甥っ子の恭平くん。子供嫌いな湯川先生がなぜか恭平くんと接してもじんましんは発症しない、という奇跡な組み合わせが実現(笑)2人で転落死の解明、そしてそこから明らかになる川畑家の秘密を知ることになる。恭平くんにとってはある夏休みの出来事でしかなかった。けれど、最後に子どもながら実は自分は重大な過ちを犯してしまったことに気付く。けれど、それを最後は湯川先生が救ってくれる。まだ小学生の小さな男の子だけれど、この夏休みの出来事を通して、人間として成長することが出来る。


 恭平役の山崎光くん、良かったです。
 
 


 物語とは別にいちばん印象に残ったのは、2人でロケット実験をするシーン。ここは本当に良かった。湯川先生と恭平くんが不器用ではあるけれど、まるで親子のようにも見える。あんな綺麗な海を見せられたらねぇ。恭平くんじゃなくたって、興奮しちゃいますよ。このシーンはエンディングでもハイライトとして流れるシーンでもあって、それがまたジーンときちゃうんです。


 カンヌでも話題になったましゃの次回作『そして、父になる』もちょっと彷彿。(予告も流れたからかなぁ。)

 


 前作とは異なり、福山雅治ファン目線で見ると、色んな湯川先生が見れます(笑)いつものベスト付きスーツ姿はもちろん(さすがにこの夏でもベスト姿は暑く見えたけれど)浴衣にボディースーツ、七分丈パンツ姿もあり、ちょっとワクワクしたのも事実(笑)

 個人的には映画版だと前作の『容疑者Xの献身』のほうがスキですが、連ドラを観たことがない方はもちろん福山雅治なんて・・・と思っている方にこそ観てもらいたいなぁと思います。

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