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日々の生活の中で印象に残ったあらゆる場面を大切に切り取っていきます。

『三谷幸喜のありふれた生活 3 大河な日日』

2008-08-21 05:00:07 | 読書
作者 三谷幸喜
出版社 朝日新聞社
発売日 2004/7

内容 「オケピ!」の大成功,大河ドラマ「新選組!」,愛犬とびと愛猫ホイ……。非凡な脚本家の愉快な毎日。



 朝日新聞に連載されている三谷幸喜さんのエッセイをまとめた第3弾(2003~2004年にかけてで,『HR』・『新撰組!』・『古畑任三郎 すべて閣下の仕業』などが放送された頃です)

 なんだか段々読み終わるのが早くなってきている気がします

 今回も相変わらず面白い話が多かったけれど(『オケピ!』に出演した天海祐希さんが本番中にスタッフと話し込んでしまって,自分の出番を忘れたとか),前2冊よりも悩んだり,怒ったりしてしまった三谷さんの日常が描かれていることの方が印象に残ったなぁ。

 特に,三谷さんがある雑誌をコンビニで見掛けるたびに,自分でも悔しいと思いながらも怒りがこみ上げてしまうという話。これはとにかくヒドイと思いましたわざわざあんなヒドイ言葉を,インタビュー前の三谷さんに投げかけることないじゃん三谷さんがこの出来事をエッセイにしたことで,三谷さんにインタビューをしたというこの女性は一体どう思っているのでしょうか?

 あとは『王様のレストラン』がDVD化されることになり,出演者が久しぶりに集まって,副音声として収録される座談会の様子を書いたエッセイは,読んでいてなんだか懐かしい気持ちになりました。やっぱり今思っても,こんなに全てが完璧なドラマってないよなぁ,ってというか,なんといっても座談会が聞きたいこれを聞きたいがために,レンタルしてこようかなぁ,なんて思っちゃってます

 そういえば,嬉しいことにこの第3弾のエッセイの中には,なんとキャサリンの名前が出てきますマイケル・ダグラスのお父さんであるカーク・ダグラスを説明する際にキャサリン・ゼタ=ジョーンズの義父という表現をしているだけなんですがたったこれだけなのにちょっと興奮してしまった私(笑)


 これまでのレビューはこちら 第1弾 第2弾

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